控室で話題になったのが、アクセサリーをつけたまま出演するタレントさんについてだった。
女性タレントの方から、「津野さんアクセサリーをつけたまま出る方というのは、どういう事なのでしょうか?」
と質問をうけた🙋♀️
確かに私物をそのまま付けて出る方は多い。。。ファンは、いつも付いているそのアクセサリーが何処の物か気にしているという。気持ちは分かる。
そのアイテムこそが真に忖度のないアイテムであり、あわよくば同じ者を手に入れたいと思う人は多いはずである。
女性タレントさんは、男性タレントさんで⌚️ロレックスをつけてる人もいれば、アップルウォッチを付けてる人もいる。アップルウォッチをつけてる方は可愛い😍と好印象だった。
タレントさんの影響力を利用した広告効果を狙ったアパレルブランドは、なんとか自社の商品をタレントさんに無料で良いから渡そうと、スタイリストを伝って本人にプレゼントしようとする。
ここでお決まりの言葉が「もし良かったら、タグつけお願いします。とお伝え下さい」だ。津野は、その言葉を先ずはマネージャーさんに伝えて、🆗であれば本人に伝えるという段取りで伝達する。理由は、
・いきなり本人に伝えるとプレッシャーを与える事になるから。
・タグつけを会社として禁止している場合があるから
である。
商品をお渡しするのは、数10万、数100万のフォロワーをもつタレントさんである。
「タグ付けをするなら、お金を振り込んで下さい。」という広告仕事のジャンルに振り分けられる場合も多いのだ。
そりゃそうだ、そこまでの影響力にするのに、事務所がどれだけ借金をしてプロモーションを頑張ったか。。。
ちなみに、スタイリストとしては、橋渡しをするだけで役目は全うしている。それ以上の圧力は与えぬよう努力するのである。

さて本題に戻るが、タレントさんが自分のアクセサリーを外さない傾向としては
・外すのが面倒くさいから
・付けててもコーディネートに支障がないから
・好きなアイテムをずっと身に付けていたいから
などが挙げられる。
スタイリストとしては、
基本的に何にでも合うアクセサリーをつけている人に関しては、「そのまま付けてて良い」と思っている。むしろ付けている方が、コーディネートが格上げされる事もある。
昨日の撮影に関しては、まさしくそうだ。逆にスタイリストから「そのまま私物使わせて!」とお願いをした。
しかし、明らかに合わない時もある。その時はスタイリスト側から「もし良かったら外して貰えるかな?」と伝える。
中には、自分で媒体とコーディネートのバランスを考えて、前もって私物アクセサリーを外す人もいる。
1番困るのは、明らかにコーディネートに合っていないにも関わらず、そのまま本番に臨もうとしたり、「スタイリストさんアクセサリーこのままでも良いですか」と申し出るパターンだ。
その場合はこちらから、「アクセサリー外しても良いですか?」と申請する。
すると、ほとんどの人は「あっ!すみません。」と外してくれる。皆さん根は良い人なのだ。
様々なパターンはあるが 大体は、いつも身に付けているため、外すという慣習がスッポリ抜けているパターンが多い。

スタイリストとしては、自ら持って言ったアクセサリーと、本人の私物アクセサリーを合算して、最も最適なコーディネートを提案したいと思っている。
しかし、基本的にはタレントさんのアクセサリーを使わせて頂く事は御法度である。
仮にそれが、ファンから頂いたものだとしたら、特定のファンを贔屓した事になりかねない。。。
タレントさん本人が外し忘れたが、外さない方が良かった場合に限り、「それ外さない方が可愛かったけど、コーディネートに組み込んで良い?」とフンワリ伝えるようにしている。
できる事なら、本人が好きなアクセサリーなので、そのまま活かしたいと思うのである。
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