著書「世界の一流は休日に何をしているのか」には、世界のエグゼクティブは「金曜日の早めに仕事を終え、日曜日の後半からは 翌週の仕事の準備にかかる」と書いてあった。
スタイリストはバラバラのタイムスケジュールなので、金曜日早目に終わるなんてスケジュールは組めないが、日曜の後半からは仕事をするには共感を得て、早速やってみた。
すると、月曜が気持ち楽に迎えられる。これはなかなか素晴らしい方法である。
人は 休みを出来るだけ沢山で休もうとするが、休んだツケが月曜にドッシリ乗っかるのはキツいものである。
スタイリストはどうすれば休めるか。を考えて見た時に、答えは「前週の金曜までにアイテムを集め切ること」である。
そうする為には、木曜日、金曜日はリースのアポイントを沢山入れるため、週末は忙しくなりがちである。
スタイリストの不安は「物が集まるかどうか」。であって、物が集まってしまった現場で、「当日の運びがうまく行くか、、、」なんて不安に考えている人はいない。
何故ならスタイリスト不在でも、服があれば撮影は回るからである。

何事も【先回り】が心理的負担が少ないのだが、それをヤレる人は 限りなく少ないのが人間である。期限を設けられたら一杯一杯使う、そう脳はプログラミングされている。
先回りをサボった為 今週もあと2案件 日曜日からスタートしておけば楽できた、、、と思っている。
嫌な師匠と思われてもアシスタントに「日曜日の夜までに、AとBの仕事は仕上げておけ!」と伝えるべきであった。と後悔する。
・「スタッフを休ませてあげよう」という気持ちと、
・「早く取り掛かって先方に前のめりな提案をしたい」という気持ちの
狭間で揺れる毎日である。
仕事というのは、基本的にやろうと思えば何時間でもやれてしまう。コーディネートなんて熟考すればするだけ沼るもんだ。
それを何処で折り合いをつけて、区切って衣装案を投げるかが毎回試されている。弊社は本数が多い為、一気にコーディネートを完成させて、深入りする前に投げて問題があれば、そこから作り直すようにしている。
数を重ねれば重ねるだけ、衣装送りの決断は早まるものだ。
結論、金曜の夜には火曜日くらいまでのコーディネート案を仕上げる事が1番有効な方法である。
ここを目標に動いて行かねばならない。

ちなみに、冒頭の著書で世界のエグゼクティブは、土日活動的に動いていた。
日本人は仕事を「修行」や「苦行」だと思っているので、休みと言えば、「何もしない時間」を意識する人が多いように思える。しかし、
世界のエグゼクティブは、仕事で本領発揮するために、土日は活動的に動いていた。
例えば、土曜日に友人との運動を入れて、日曜には知的エネルギーを蓄えると言ったように、自己再生とエネルギーチャージの為に休日を満喫していた。
日本人は、苦行に対する休憩
かたや
世界のエリートは、仕事のパフォーマンスを上げる為のエネルギーチャージ
仕事に対する想いが全く違うという事である。
世界のエリートを見習って、休日を過ごし 日曜日の夜からは翌週の準備を始めて行こうと思う!
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