人は人の話の8割を聞いていない。
驚きではないだろうか。どこのコミュニティでもある、「言った言わない論争」。
あれほど非生産的な喧嘩はない。
弊社もよくある。それこそ、
昨日アシスタントから「津野さんにAさんのサイズ表がない事を伝えました。」と言われた。
残念ながら微塵も覚えていない。では何故こんな事になるのか、、、。
人は人の話の8割を聞いていないからだ。これはDATAに基づいた事実。
つまり伝える側は、恐らくこの人は忘れるだろうと予想して伝えないといけない。
皆様も「昨日友達と何話したの?」って聞かれ思い出せなくて、その場しのぎで「他愛もない話」と答えた事はなかっただろうか。
そういう事だ。
人間の能力の限界。。。悲しいものである。
では、これを解決する為に、伝達者は何をしないといけないか。。。それは、「何をして欲しいか」を伝えるという事だ。
そうでないと受け手の記憶には定着しない。
昨日のサイズ表の件だとこうなる。
「Aさんのサイズ表が見当たりません。」で終わったら、津野は忘れてしまう。
「Aさんのサイズ表が見当たりません。津野さんお持ちではないですか。履歴調べてほしいです。」
あるいは、
「マネージャーさんにサイズ表を貰ってください」と言われたらどうだっただろうか。
そこには部下からの圧力で「責任」が発生する。すると調べようと体が動くのだ。
このように「何をして欲しいか」を、手が空いた瞬間に伝えないといけない。
今日あった出来事と言えば、アシスタントの未来から、プリンタのインクが無くなったから2つインクを買って下さい。とAmazonのURLがきた。
この時、買ってくれと明確な指示がきたが、運転してる上に、現場に遅刻しそうで焦っていた為、とりあえず携帯をおいた。
この時点でもう思い出すことはない。
その1時間後、手が空いた状態で雅から「インク買ってくれましたか?」ときた。この時初めて手が動いた。
津野は常に何かを考えている。ぼーっとするという事は滅多にない。津野以外の経営者も常に何か考え事をしている。
その様な人の手が空いた瞬間に、部下は「何をして欲しいか」を伝えないといけない。
ただ話しました!伝えました!ではNGという事だ。
「エレベーターブリーフィング」という言葉はご存知だろうか。
これはある一国の首相に対し、部下が業務連絡をする際、エレベーターの移動時間で伝えた事に由来する言葉だ。
首相はとんでもなく忙しい。沢山の業務連絡が部下から上がってくる。
ぶっちゃげ、エレベーターの中くらいしか話せないから、唯一フリーになるエレベーターの移動中を狙って伝達しようとしたのである。
この時、部下は首相に「はい、それでお願いします」と言わせるような良い方で連絡をしたという。
ココに仕事の極意が詰まっている。
手が空いた瞬間→上司にやって欲しい事をお願いする。伝えるのではない、お願いする事が最も大事なのだ。
仕事にしろ、雑談にしろ人は自分の話を聞いていない。それを知っているだけで貴方のコレからの人生は変わっていくだろう。
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