近悦遠来(きんえつえんらい)
2500年前の孔子の言葉である。
「近くの人が思いっきり喜ぶと、口コミが起き、やがて遠くから人がやってくる」という意味の言葉である。
身近な一人の大きな感動が、連鎖を起こして やがてとてつもない渦になる。
と説いている。
2500年前も前に、、、。先人は凄すぎる。
このブログに関しては、「どうやったら仕事が取れるか?」を数多く解いているが、営業の極意はここに有る。
津野の取引先は現在910社。このほとんどは【紹介】だ。人からの紹介。
・今日の俳優はカレンダー制作会社からの紹介
・昨日のタレントさんはマネージャー間での紹介
・タレント間での紹介
では、この紹介のペースを速めるには何をすべきか。
・仕事で感動を与える。(頂く料金以上の結果を残す。)
・1本1本の仕事を取引先だと思って接しない。親友だと思って接する。
である。
例えば、貴方が親友の結婚式の服を任されたら どうする?
・何着も何着も衣装をLINEで送って、1番納得するものに決めるだろう。
・式当日のフィッティングで
「ウエディングドレスのインナーがハマらない!」となったらどうする?
「インナー無しで出て」や「他のドレスにしよう」とはならないだろう。
躍起になってインナーを探しに街に出て行くはずだ。
なぜなら1生に1回の親友の式典を満足させたいから。
その「狂気の熱意」が信用を掴む。と言うわけだ。
こんな話をしている今も尚、
・事前に担当現場の台本・スケジュールを読んで来ない人
・どう言う背景か確認せずに、衣装を集める人
・サイズがひっちゃかめっちゃかの人
がいる。困ったもんだ。
そんな中途半端な準備を、貴方の親友の結婚式でもやるか?やらないだろう。
これでは信用は離れていくばかりだ。
紹介と言えば切っても切り離せないのが、人脈である。
若い人は、人脈人脈と人脈の重要性を説き、焦って広めようとする。
津野も若かりし20代に異業種交流会だの、マネージャー会だの沢山の会に呼ばれて行った。
しかし、そこから真の交流を掴んだ事はない。ただ名刺が増えるだけだ。
初見で急激に仲良くなる能力を持ってしても、仕事には発展しないし、
翌日には会った人のほとんどを忘れている。
結果、仕事としての交流が増えるのは、仕事を通しての紹介である。
よって、人脈を広げたいなら仕事として結果を残さないといけない。
結果を残すとは、感動を与えること。
スタイリングは勿論のこと、人としての接し方も重大な要素である。
以上より、
人脈は安易に広げようと思っても広がらない。今、目の前で仕事をしている人を感動させた時に、初めて人脈は広がっていく。
遠回りに見えて、それが1番早い道だという事をこの歳になって知った。
人脈を広げる前に、貴方には貴方のやるべき事がある。
それは、自分自身の成長に献身的に取り組み、一歩一歩山を登っていくことだ。
すると、途中で様々な業種の人に会うだろう。
ここで大事な事は、自分が登っていく姿を見せる事である。
更に足を進めて行くと、貴方は頂上付近に到達する。
頂上付近は面積が狭い。あまり人が居ない。
そこで色んな場所から登ってきた人と、合流する事になるだろう。
それは各ジャンルの一流の人達だ。
例えば、大きい映画の完成披露舞台挨拶・アカデミー賞・映画祭では、そのような人達が集まる。
そこで話す登山の体験談は格別である。その時に初めて一流同士の人脈が築かれたりする。一流は一流と仕事をするように出来ている。
以上の事から、
人脈を広げたければ、目の前の人を感動させろ!!
人は感動すると、それを他の人に伝える生き物だ。それはその内 大きなウズとなる🌀
孔子はやはり凄い😊
コメント