発信が人に受け入れられるには、2つの要素を兼ね備える必要がある。1つは「役に立つ情報」、2つ目は「その人にしかできない発信」つまり、独自性である。
津野のターゲットは、スタイリストになる前のアシスタントである。そこに向けて業界先輩からのアドバイス、チーム作りの基本、マインドなどを伝えている。
ターゲットは絞れど、全世界に向けて発信しているわけで、「世代を超えて そんな所にも届いているのか、、、」なんて事も良くある。発信には、責任が伴うものである。

話を戻すが「独自性」と「役に立つ」を考えた時に、津野が伝えられる事は、【成功する方法】よりも、【失敗する方法】だと思う。
【こういう失敗をした!】は1番役に立つ情報として、顧客に受け入れられそうである。
ココで最近失敗した事を話そう。
それは、控え室での立ち振る舞いである。
先日、若手実力派女優が私服として着用していたトラックジャケット【adidasの三本ラインジャージ風】を見るや否や、「なんだ?その田舎臭いジャージは?!」と口走ってしまった。
「舞台か何かの稽古着を、着替えるのが面倒でそのまま着てTV局に来たのかな、、、」と感じたのだ。すると、
「お気に入りの私服です。お洒落ジャージですよ!!」と、お灸を添えられた。
思い込みとは怖いもので、【ジャージ=稽古】という認識が頭から離れなかったのだ。。。
たいへん失礼な事をした。。。🙇
更に一度控え室を出てから、再入する時に 自分が話したい 【どうでも良い話題】を切り出しながら入った。
すると、どうやらメイクさんと深刻な話をしていたのか、空気がよどんだ、、、🥹
上記はあまり参考にならない失敗だろうが、津野は「相手の事情を考えずに、直感で口走る癖」がある。コミュニケーションを滑らかにするには、思い込みで口走る前に、様子を見ないといけない。。。

洋服に関していうと、制作の意向を無視できない【バカ真面目さ】が仇(あだ)となる事がある。
最近シャンプーの広告で、2人のスタイリストで服を持ち寄って、良い方の服で撮影という企画があった。
タレントは10代に強烈な人気のあるインフルエンサー。若くて細い。しかし、制作から来た衣装案は長ズボンに、長いスカートだった。
そこに対して、バカ真面目にロングスカートにフルレングスの衣装を持って行って惨敗、、、。なんとも頭の硬いオジサンである。遊び心がない。。。
もう1人のスタイリストは しっかり足の出るショートパンツに短丈スカートを用意していた、、、。
バリエーション多めに用意しなければ、勝てるものも勝てなくなる事を知った。

津野の失敗が少しでも若い世代の足しになれば、大変嬉しく思う。成功よりも役に立つ失敗を これからも沢山露出したい!!
コメント