ビジネスの最前線で活躍する人、あるいは活躍する経営者の共通の特徴がある。それは素行が悪い。。。と言う事。
これは犯罪を犯すとかそういうことではない。規定の枠に収まらない突出した爆発的エネルギーをもっていると言うことである。
例えば、
・夜の学校に忍び込んで肝試しする生徒
・仕事が終わったら、夜の街に繰り出して異性関係に幅を効かす若手
・朝まで飲み屋をはしごして、カラオケに行ったまま出勤する上司
などなど、世の中にはエネルギーが有り余っている人がポツポツいるものだ。
逆に大人しく家に帰って、真面目に粛々と翌日の予習をし、型にはまった生活を行っている人も数多くいる。しかし、枠内に収まる真面目なタイプの中で、ビジネス最前線で異常な活躍をみせている人を見たことがない。
津野の高校時代の友人で大成功した福岡県の車屋がいるが、彼は学校1の人気者だった。高校は東大生を出すくらい進学校なのに、当然勉強は最下位。
暴走族に加入していて、喧嘩が得意。顔は不細工で眉毛は全盛期の安室奈美恵くらい爪楊枝だったが、女の子にモテまくっていた人がいる。
怒ったら手がつけられないドヤンキーだったが、彼の内側からみなぎる、異常なエネルギーに魅せられて男女問わず 沢山の人が引き寄せられていた。
彼は、高校を出て工業系の専門学校にいき、大好きだった車の世界で 着々とのしあがっていった。
元々、人が集まる話術や笑顔と熱い心 自信みなぎる頼り甲斐のある人だったので、社会に出てからも世代を超えて、多くの人から頼られたのだろう。あっという間に売れっ子になった。

成し遂げる人は「エネルギー量が大きい人」とよく言われるが、まさにその通り。子供の頃から枠にハマらない素行の悪さは、大人になってからの仕事の熱量に、そのまま反映される人が多いのだろう。
仕事は基本的に地味な作業の繰り返し。ただ真面目にやっても、面白くもない。面白くないものを面白くする底力と、周りが驚くくらいの圧倒的な成果を出した時に 自分は良い仕事をしていると思うものである。
圧倒的な結果を残すには、圧倒的なエネルギー量が必要になる。実はそのエネルギーというものは、幼少期に培った 枠にハマらない素行の悪さなのかもしれない。
例えば、自分の子供が手の施しようのないヤンチャ坊主だとしたら、それは大社長になる原石である。
親や会社の重役というのは、「素直で言う事を聞く おさまりのいい人」を優遇しがちだ。しかし、その人達が将来 圧倒的な成果を残す確率は低いと言える。
聞き分けの悪い子ほど、独自の世界観で貫きビジネスを伸ばす。そう思って多少の素行の悪さは目を瞑ってあげてもいいかもしれない。


コメント