どういう人が自立した人か

仕事

自立した人とは、どういう人だろう。大抵の人は「1人で生きていける人」を指すだろう。

具体的には独自で、仕事をし給料を得て、その収入内で生活する。更に家族を養い、精神的に落ち着き、地に足の付いた人を想像する。

しかし、本当にそれが自立だろうか。

例えば、1人で給料を稼いで、仲間もつくらず孤軍奮闘して生きていく。これはある一定の期間であればこなせるが、ずっと1人で立っていくのは精神的に無理がある。この状態でも自立していると言えるだろうか。

人は1人で生きて行くことはできない。必ず大小群れを成して生きて行く。これは、縄文時代からそうで、人類が抗えない事実だ。

大きな動物もいる中で、身体の小さな人間は、生き残るために何をしたか

それは、集団毎に理念を掲げ それに賛同した者で集まって協力して生きてきた歴史がある。

そう考えると、群れの中にいて自立している人とはどういう人だろうか。

その答えは、「依存出来る場所が沢山ある人」のことを指すのではないかと思う。

様々な会社、集団に依存し 「共に生きて行きませんか?」と声をかける事が大事で、周りの人達に「この人となら一緒にいても良いかな?」と思われた時に初めて集団内で役割を頂く。

その役割の数が多ければ多いほど、地盤が固まり自立する。

沢山の人や集団に依存出来て、支えて貰っている人が自立した人 なのだと思う

すると自律するには、どういう動きをすれば良いか。

①まずは、自分の事を知ってもらわないといけない。

②愛されなければならない。

皆から愛情を貰った人間は、その愛が雨となり、地面を固めてくれる。すると自立できるようになる。

子供はコミュニティの範囲もサイズも小さく、ほぼ全員の依存先が親のみだ。

依存先の量が少ないために、地盤がグラグラでなかなか自立できない。

両親2人から支えられるより、100人から支えられた方が自立するように、自立は依存先の数に比例する。

皆さんは、木の根が地上部分に比べて、地下に三倍のサイズの根をはることをご存知だろうか。下記は香港ロケの際に撮影した香港の樹木の写真だ。

地上に出る上部分を支えるために、地下にこれだけの根をはって立っていた。

まさに自立。雨を沢山浴びて地下部分に強固な根を作り上げている。

人間が自立する為には、自分を支えてくれる人間の量が必要だ。それは多ければ多い程良い。依存できる場所の数が増えれば増えるだけ、人のメンタルは安定するということを知っておこう。

依存の数を増やす為には、各コミュニティで愛される事が絶対条件となる。

人の心にスッと入って「助けてくれない?」と甘えれる事が出来れば、人は助けてくれる。そうすると、倒れかかったメンタルもまた復活するものだ。

自立したければ、依存しろ。相反する言葉の様に聞こえて 実は的を得ている。

津野も先日anan編集部に「ananやりたいから、津野の事なんとか推薦してくれない?」と1人の編集者に依存したら、翌日には部署全員に紹介してくれた。

お陰様で、明日。頂いたananの企画で撮影を控えている🥰

「この人の頼みなら聞いてあげようかな?」そう思って頂けるように、バリバリ人に依存して甘えて生きていこうではないか。

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