大先輩スタイリスト西さんとの対談取材を受けた。
直前の新国立劇場の衣装合わせが「失敗」に終わり、急遽別案を出さねばならず、時間を取られてしまい、ギリギリの到着になってしまった。
大先輩を前に 30分前に行って待っていないと行けないのに、、、😭トラブルはいつだって気まぐれに訪れるものだ。
結果、取材開始時間に到着してしまいご迷惑をかけてしまった、、、最悪😫
こうして取材をしてくれるのは、大変光栄な事である。「津野の話を聞いてみよう」と思える人が1人でもいる事は有難い。
ライターさんから、西さんも津野もスタイリストの中でも 【何故芸能人に特化しているのか】聞かれた。
たしかに、ファッションが好きな事と芸能人をスタイリングする事はイコールではない。
①一般人の理解を超えたモードな服装を着せるのがスタイリスト
と思われガチだが、それはただの1ジャンルに過ぎず、
②日常服を役に合わせて着せるドラマ、
③少し華やかな非日常的な服を着せるバラエティ
④企業の希望するシンプルな、服を着せる広告
といったように、多種多様。
西さんも津野も①〜④は網羅しているが
②の比重が多い西さん、③の比重が多い津野と軸脚が異なる。
津野がモデルさんでは無く、芸能人に特化したのは、自分が芸能人になりたかったから。その影響力に憧れがある。
これは35年くらい変わっていない。
影響力のある芸能人の近くで、華やかな日常を味わって生きていたい。それが芸能人スタイリストを選んだ理由だ。
西さんは真逆。洋服が好きで好きでたまらなくて、その力を発揮できる場所に たまたま芸能人がいた感じだ。
アプローチは異なるが同じスタイリスト。
服が好きでも、芸能人が好きでもどちらでも構わないのである。
東京に3000人いると言われるスタイリストは、同じ土俵にいるようで様々な考えの元 仕事をしている。
・雑誌メインで行きたい津野の師匠や、
・お金目当てで広告ばかり狙う人、
・音楽が好きでミュージシャン専攻の人
・芸人がやりたい人
既にジャンルが決まっている人、決まっていない人 様々だろうが 「スタイリストはこういう人。」という固定観念は崩して貰った方が良いかもしれない。
服を扱うというだけで、仕事のジャンルは沢山ある。
ジャンルが決まっていない人は、全ジャンルを網羅している人を師匠にする事をオススメする。
偏ったスタイリストを選んでしまうと、未来も、偏ってしまうかもしれない。
未来の可能性は広くしておいた方が賢い。
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