仕事は どれだけ手を抜くかに命をかける人が多い、若い頃の自分もそうだった。
・決められたノルマを出来るだけ早くこなして、隙間時間をどれだけ作るか。
・自分がやる必要もない「会社の掃除」をやるなんてバカがやる事
・早く帰る為、粗があろうが無かろうが、パワープレーでゴリゴリ仕事を片付ける。
・どれだけ働いても給料の変わらない仕事で、サービス残業をすることは意味不明
こう思っていた。とにかく効率重視 無駄をどれだけ排除し、ブルドーザーみたいに前に進むかに命をかけた。
コレで良いと思っていた。だから、今更 アシスタントに『心を持って自分ゴトで働け』と言っても無理なのかもしれない。
(若い頃の自分が心がなかったように。。。)
心を持って仕事をするとは、効率の中にも、非効率を混ぜてバランスよく働くという事だ。
非効率とは、仕事を進める上で今今 必要のない業務やコミュニケーションをいう。
【具体的には、】
・ルーティング化されていない掃除、
・タレントがスタジオまで着て来た私服のアイロン
・社用車の洗車、
・仕事外のスタッフ同士の会話・コミュニケーション、
・衣装ラックや整頓、ラベリング、ジャンル分け
・靴磨き
・仕事仲間への差し入れ
・今後使わない可能性の高い服の処分、
・首周りが汚いシャツの洗濯 などなど
頼まれてもいない掃除をやれる人は、効率の面だけ取ると優秀とは言えない。掃除の間に他の作業を進めれるわけだから、どう考えても非効率だ。
しかし、非効率を進んでやれる人が 周囲の人に重宝されるという事が今になって分かる。
自分が上に立って初めて「非効率の大事さ」に気付いた。非効率には心がある。効率ばかりを求めると心を失う。
効率の中に非効率を混ぜて、直向きに頑張る事が、成功への第1歩と気付く日が来る。
若手は、周囲の人や上司に気に入られると、成長のスピードが早まる。引っ張られて上の世界へ連れて行ってくれるのだ。そこの枠にどうか入ってほしい。
貴方が、この内容が分かる日が1日でも早く来ると嬉しい。
仕事は効率が全てではない
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