日頃の積み重ねが、人に与える影響

プロフィール

先に自分の予定を押さえないと、タレントさんのスケジュールで全てが埋まる、、、そういう生活を10年以上送っている。

昨夜も、「屋形船の遊覧コース」という楽しい用事を入れていたが、アシスタントから緊急の連絡が入った。

「フィッティング終わりましたが、タレントさんの評価50点です。明日昼までに追加案が必要です、、、」😭😭😭

仕事スイッチの🔛が発動され、頭の中で「ガチャッ!!」と音が聞こえた。楽しかった思い出は、1通のLINEにより仕事モードに切り替わる。

ZOZOの翌朝着まであと30分。街の古着屋の店舗の閉店まで90分。アシスタントさんにZOZOを探しながら街に出る様に指令を出した。

そこから、ひっきりなしにLINEのやり取りだ。目の前のプライベート空間は、たちまち空気がかわり、話し相手は津野に話しかけなくなり、明らかに距離を置かれる

目の前には台場、レインボーブリッジのキラキラした夜景と和食のフルコースが並べてあるが、心は古着屋へ移動中。困ったもんである。

元はと言えば、クライアントの希望に見合ったコーディネートを集められなかった事が敗因だ。しかし、そこには、並べたい【言い訳】は死ぬ程ある。それをグッと堪えて、ひたすら撮影成功の為に尽力するのである。

津野も一応プロとしてやって来ているので、やるべき事は最大限やる。クライアントの希望を真摯に聞いて、それにいかに寄せれるか。時間ギリギリまで走ろうとする。

その最後の足掻き(あがき)のリサーチの中で、衣装費は高いけど、予算オーバーなアイテムもでてくる。

それを買ってしまえば、集め物は終了。一件落着ではあるが、予算オーバーで買えば、当然【赤字確定】となる洋服もあるのだ。

ココで一般的な経営者は、顧客満足のために手前の利益を取らず、赤字になっても顧客を繋げようとする。その気持ちは痛い程分かる。

しかし、それは顧客が真摯でまともだったらの話であろう。顧客がズボラで、いつも発注はギリギリだったらどうだろう、、、。

リピートが、無くなってでも赤字を回避しよう!それで2回目の仕事が無くなっても仕方ない」と判断するのではなかろうか。。。人と人とが仕事をするにあたって、大事なのは【配慮】である。「下請けを大事にしない親会社に、人生のすべての時間を捧げよう!」と思わないだろう。。。

配慮のない扱いをされたら、それなりの仕事になる物だ。。。

今回の件を振り返って、やはり最後の最後で名案を分けるのは、「人となり」だと改めて感じた。「目の前の取引先と、これからも同じ時間を共有したいかどうか。」結論それだけが、両者の今後を左右する事になるのだろう。

遅刻も同じ原理で、いつも遅刻されると意図せず愛情は消えていく、、、。たまに遅刻して「大反省してます。」くらいが可愛いのである。

日常を丁寧に過ごすことに注意して、人付き合いをやっていこう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました