今日実家の母親から訃報が入った。
従姉妹のお姉さんが亡くなったようだ。津野の9歳年上。人生100年時代と言われている中で、その半分しか生きる事が出来なかった。
コレから更に歳をとっていく事で、このような人の数は日増しに増えるのだろう。
これが自分だとしても全くおかしくない状況。人生は、明日があると思ってはいけないと思った。
現在 士気が下がっているアシスタントにも、この、訃報を伝え
「悩んでる暇はない。その時間があるなら1日でも早くスタイリストになって、新しい人生を手に入れろ」と伝えた。
津野は25歳後半でアシスタントをスタートして、30歳で独立をした。スタートが遅い為、一早くスタイリストになりたいと思っていたが、
日々の苦悩から「今いる事務所で卒業しなくても良いのではないか。」とブレる日もあった。
しかし、結果1社で独立する事となる。
これが、とてもとても良かった。
最低限の時間(3年7ヶ月)でアシスタントを脱し、
3年後の33歳にアシスタントが2人でき、翌年の34歳にアシスタントは3人になった。
アシスタントは良い。1人で黙々と作業するよりも、人との深い思い出が飛躍的に増える。これが人生の宝物となるのだ。
とにかく時間だ。時間なのである。やりたいと思った事は、必ず一度は経験しないといけない。経験してダメだったら それで良いじゃないか。
一度は経験したのだから。
しかし、やらずにプロジェクトを終えるのは機会損失でしかない。こんなに楽しい仕事から身を引くのは勿体無い。
やりたいと思える仕事なんて、早々出てくるものではない事は分かるだろう。
仕事で売上を立てるのは大変だ。死ぬ程大変。だからこそ、心から取り組める仕事に就かなければならない。
やりたかった仕事なんだから、少しは必死になれるはずである。
何はともあれ、時間優先。我々は、明日生きれる保証がない毎日を過ごしている。
生きてる時間が日常化して、危機感が極めて薄まっているだけだ。
若いと気づかないだろうが、津野の年齢まで生きると
・死んで居なくなる
・逮捕されて消える
・思わぬ家族の事情で地元に帰る
・病気で働けなくなる
・詐欺にあって財産を失い職を変える
このような人がでてくる。上記は津野が全て経験した事例だ。
路上で知らない人に、因縁つけられて殴られて死んだヘアメイクもいる。
これが貴方に降りかかって来ない保証は、何処にもない。それが人生なのだ。
津野だって収入の80%だった、芸能プロから仕事が来なくなった時、サラリーマンに戻った方が安定的に家賃を払えた。
アシスタントが車で人をひいて殺したら、ウチは業務停止になるだろう。
夢を阻む落とし穴は、そこらじゅうにあるものだ。
だから、時間を大事にしてほしい。もうすぐで輝ける場所があるのなら、駆け足で向かってほしい。
時間を無駄にしてはいけない。身体が動くうちに夢を達成しよう。
コメント