「津野さん痩せました?」と言われ続けた時期がある。その時、驚異的に太っていても「痩せたんですよー」と言っていた。
「津野さん髪切りました?」に対しては、
凄く仲良しの相手だと、「切っていない、ちゃんとチェックしろ」と逆に絡む。そこそこの仲だと「そうなんすよ。似合ってます?」と伝える。
これはコミュニケーションを円滑にする為の、相手目線のトークである。実際に自分が「痩せたか、太ったか」、「髪を切ったのか、切ってないのか」これは正直、話す相手にとっては どーだって良い話だ。話しかけてくれた目の前の相手は、ただ、会話を楽しもうとしている心の清い人である。
それに対して、事実を話した所で 相手にとっては何の🉐もない。その辺を理解し どうストレスのない会話をするかしないかで、人間力は変わってくるものである。
津野は良く、教え子に「甲斐のある対応をして欲しい」と伝えている。声をかけてくれたら くれただけの嬉しい対応をすると「この人感じいいな」が伝わる。人間関係はその連続なので、どれだけ甲斐のある行動をしたかで結果が変わるものだ。
・話しかけてくれたのなら、相手により多く話してもらうよう、質問をし返す。
・何か飲み物奢ってくれたのなら、お礼を3回伝える。(頂いた時→その日帰る時→再開した時)
・何か物を貰ったら、その場で開封して嬉しい表情を相手にプレゼントする
そうやって、甲斐のある行動が習慣化すれば素敵な人間関係が構築される。

対人関係で 1番やってはいけないことは、否定である。
「津野さん痩せた?」に対しては、『イヤイヤ太ったんですよ、、、』と否定し真実を伝えると、話し手はただただ困る。
基本的に他人がいきなり話しかけてきて、貴方を否定する事はあり得ないので、余程の事がない限りは肯定してあげよう。
「津野さん服めっちゃ良いわ」に対しては、「有難うございます。こだわった甲斐がありました。」などと肯定して、乗せてあげる事が最も素敵な返しである。
「いやいや、まだまだです。」と言った所で、「せっかく褒めてんのに、否定しないでよ」となるのがオチだ。
日本人は遠慮の文化があるが、誤った遠慮をかましている人が大変多い。「遠慮して良い場面」と「遠慮してはいけない場面」がある事を知っておこう。
例えば、
・褒められることに関しては、「遠慮しない」
・過剰な気遣いに関しては「遠慮する」ようにしよう。
過剰な気遣いに対する遠慮に関して一例をあげる。
今日は、着付け師の方に
「明日の着付けは予算が無い為、自分達で頑張ろうと思います。やり方を教えて下さい。」と伝えたところ
着付けの先生から、
「いつもお世話になっているから、明日はサービスでタダで着付けてあげる。」と言われた。しかし、
ここに関しては 遠慮しようと考えており、相手の言葉に甘える事なく、勝手に着付け料金を振り込もうと思っている。
場面場面で遠慮は使い分けないといけない。世間話で褒められた時は、基本的に肯定して乗ってあげよう。
「津野くんカッコいいねー」と伝えてくる人がいたとして、「やっと魅力伝わりましたか?」と返した所で「調子に乗っている!!腹立つ!!」なんて思う人はいない。そんな人は貴方に話しかけてこない。
よって、ご好意に関しては 甘んじて受け取る習慣をつける事がスムーズなコミュニケーションを生む秘訣だろう。

大半の人が、遠慮や謙遜をするから、それをしない人が優位に立てる。
身近で言えば、芸能人は毎日のように、「綺麗ですね、顔小さい」などと言われている。そして、ほとんどの芸能人が 「いえいえそんな事ないです」と返す。これは律儀な人であろうか、、、?そうは思わない。。。
誰がどう見てもその他大勢より可愛い人に感動して思わず、賞賛が口走しってくれたのだから、「有難う御座います!!」でいいのではなかろうか。
「人のご好意を快く受け入れる」それが最も気持ちの良いコミュニケーションだと思うのである。

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