才能か努力か

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俳優Aと本番前に控室で話した。今日のイベントには、事務所の後輩俳優が現場見学で勉強しに来るという。

Aは若手に対して、「遠慮はしなくて良い誠実であれ。そして、1日中仕事の事を考えていろ!」と語っていた。Aも24時間中23時間仕事の事を考えているようだ。寝ている時も仕事が夢に出て来るという。これを聞いてどの業界の人も同じ様なことを考えていると思った。

成功したフリーランスも皆同じである。遠慮なく、誠実に仕事に邁進し、起きている時間ずっと仕事の事を考えている。勿論、津野もそうである。

津野は子供がいるが1日に会える時間は1時間くらい。それ以外の時間は全て仕事の事を考えている。

学生の頃とは全く違う時間の使い方。学生時代は学校に行き、放課後友達と集まり、夜は飲み会かバイトか彼女、、、。そんな適当な生活を毎日送っていた。

楽しかったが喜びはなかった。

今回の俳優とのトークは、やり抜く力(GRIT)がテーマだった。名著GRITには成果を上げるには才能よりも何よりもやり抜く力、情熱、粘り強さだ必要だ。才能があっても成功できない。努力は才能の の2倍大事だと書いてある。

過去才能溢れる人達がGRITがない為に、次々の夢を諦める姿が本には書いてある。

津野がスタイリストは才能ではない、覚悟だと言っているのと同等である。

ちなみに、やり抜く力と誠実性は相関関係が見られる。やり抜く人間は皆、誠実である。例えば、

・今日で辞めたいです

・追加衣装案を頼まれ「すみません。もう時間がないです。」

・提出期限に間に合わないので、期限を伸ばしてほしいです。

このような半ば諦める行為はしない。例え行き止まりに直面しても、

なんとか先に行ける方法はないのか代替え案を探る。

先方と相談し、意地でも成功に導こうとする。

先方の頭の中のイメージに合うものを、地の果てまで探す。

この様に、粘り強い。しつこい。これが誠実性と結びつくのである。

成功者の真の才能は、技術的な才能ではなくGRIT(やり抜く力)なのだろう。例えば、

・楽譜を見ただけでスラスラピアノが弾ける。

・イメージ画像を見ただけで、似た様なコーディネートを何体も作れる。

・一回教えて貰えば、同じ様に踊れる。

このような天才と呼ばれる人達も、やり抜く粘り強さが無ければ仕事どころではない。何度も言っているが、ほとんどのアシスタントはスタイリストになる前に自滅し、スタイリストになってからも自滅する。外的要因で消える人はほとんどいない。勝手にいなくなる。

となると、残る人というのは如何なるストレスはあれど直向きに続けれる人となるわけだ。

例えば、今日TBSで共にしたヘアメイク亀田さんも、独立後の半年で仕事にありつけたのは、1本。それでも粘り強く作品撮影を200本300本やって、営業して全盛期の俳優、水嶋ヒロさんの仕事にありつけたという。

嫁さんからは、

「貴方は今、会社員やってきた人に数100万円、数1,000万円の差をつけられている。これから取り返しに行きなさい!!」とケツを叩かれたようだ。なんて素敵な話だろう。

GRIT力。やり抜く力これが1番重要なのである。 才能なんてクソ喰らえだ、努力あるのみである。

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