現場を任せた際、トラブルがあった際にアシスタントから報告がくる。その報告の順番は、森→木→枝葉で話して欲しい。
まずは、森。
具体的には、「現場問題なく上手く行きました。」だったり、「マネージャーに注意を受けました」だったり、「服を汚した、破った」など、何の件か大枠を伝える。
そんなの当たり前でしょと思うだろうが、ホウレンソウする本人からしたら、森部分は自分は知ってるから はしょりたい。1番説明したいのは細かい枝葉部分なわけだ。
木の部分や枝葉の部分を伝えようという想いが優先して、森部分を言わない人がいる。すると、全然内容が入らない。
まずは、全体としての結論。その後に徐々に細かく説明していく事が大事である。
これは、我々がクライアントさんや、マネージャーさんと話す時もそう。
白いモードっぽい服ですね。と伝えてから、細かい内容に持っていく。例えば、シルエットの話をして、その後に素材の話に持っていく。
先に伝えたい大枠部分を伝えよう!!
昔、鈴木亮平くんと電話した時に、話し始めで
「津野さん3点お伺いしたい件があります。まず、1点目、、、」と言われた事がある。
このように1度整理された情報を伝えられる事で、受け手としては、相手が何を聞きたいのかが頭の中で簡単に処理できる。
人に業務連絡を伝える時には、1度自分の中で整理した状態で、話し出す事が重要なのだ。整理されていない状態で 枝葉や木の内容をランダムに語られると時間だけが無常に過ぎていく上に、頭が悪い人だと思われる。
事前に考えをまとめる一手間が、相手に好印象を伝える手段だ。この手間を自分から取りに行こう。
亮平くんのこの電話は
東京外国語大学卒業、ドイツ語スピーチ日本一の彼ならではの頭の良さだった。
普段から話してて賢い人だなぁと思っていたが、彼は一般職に就いたとしても、上まで登り詰めるだろう。
上司に上手くホウレンソウが出来る人は、先方にも上手にホウレンソウできる様になる。
まずは、森から話そう!!
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