ライオンキングの制作発表会で、仲良しのヘアメイクさんに会った。彼は今も同じチームで とある芸能人を一緒に担当している。
ヘアメイクさんは、自分が行けないからという理由で、アシスタントにヘアメイクさせるわけにはいかない。だから、必ず師匠がメイクする。
つまり、ヘアメイクのアシスタントは、道具を師匠に渡したり 髪を巻いたりする事が仕事になる。
師匠本人がメイクをしないといけないとなると、スケジュールを被らせるとアウト。
彼は前回の撮影に来られなかった。なので、「他でスケジュールが入ってたんですか?」と何気なく聞いた。すると、
「いや、呼ばれてないんだよね。。。」と言われた。
うっ、、、。業界が長い癖にこの様な凡ミスをしてしまって、大変申し訳ない話題を振った。
タレントさんも沢山のスタイリスト、ヘアメイクを試したいので、気分転換で色んな人に頼む。
なので、世間話であろうと、来られなかったスタッフにどんな話題も振ってはいけないのだ。「そっとしとく!」それが1番良い。
ここで更に墓穴を掘る人は、大いなる援護射撃を打ち込み、逃げられなくしてしまう。「今回だけ他を試したかったんじゃないですか。」とか、を自分もこの前呼ばれなくて、、、」とかである。
これは当然だが、やらないに限る。やはり、そっとしておく以外に方法はない。
明日は我が身。人の事を心配している場合ではないのだ。
ただ、このヘアメイクさんは素晴らしい返しをしてくれた。それは、笑顔で「外されちゃったかな」ガハハと豪快に返した。
自分を下げる器の大きい笑い方が出来る人は少ない。
こちらも吊られて笑ってしまった。やはり、フリーランスはこうでないといけない
ショックを受けたり、ぐちぐち言うのではなく、余裕のある言動が周りを和やかに包む事を、改めてしった。
彼はこれからも沢山の現場で、一緒になるだろう。
コメント