自分でスタイリスト業を行う俳優

プロフィール

カレンダー撮影を行った。津野が持参したコーディネートは、事前にコーディネート案を送って選ばれた6体。御本人が持参されたコーディネートが6体。合計12体で毎月服が変わるカレンダーだ。

12体のカレンダーはなかなかない。カレンダーは基本半分の6体で2ヶ月に写真1枚が基本である。理由は予算だ

コーディネートは体数分お金はかかってしまうし、体数が多いとロケ自体の時間もかかる為、スタジオ費も高騰する上、レタッチの枚数が増える事でカメラマンの労力も倍。

上記を考えると、相当な枚数が売れる見込みがない限り写真は6枚だ。

ただ、カメラマンの予算は仕方ないとしても、服を自分で用意すれば 安くボリュームのあるカレンダーを作れる。ファンサービスを考えるならば、私服を持参するのも手だという事。

ちなみに、今回の俳優さんは去年までは、ご自分ですべての服を用意していた様だ。スタイリストに支払うお金を全て頂いて、私服を増やすというやり方。元々洋服持ちだったり、洋服屋と繋がりの深い人で、タダで服を借りれるのならば それでも問題ないだろう。

現に今回の俳優さんは、洋服屋や洋服好きの仲間からかき集めてカレンダーに落とし込んでいた。しかし、それもバリエーションを考えると限界を感じたという。お金を半分支払ってでも「プロのバリエーションを取り入れたい」と思った結果、津野に行き当たったという事である。

スタイリストは高級品である。見栄えのいい服を着るために、わざわざ手数料を払って手配する。掃除したくない人が家事代行サービスを使うように、お金を払ってでも良いサービスを受けたい人が使う、富裕層向けのサービスだ。

よって、スタイリストは イメージ的にみすぼらしい雰囲気ではNG。それなりの清潔感、服装、立ち振る舞い、知識、経験が必須なのだろう。

カレンダー撮影は毎年必ず数件やっているが、どの層のファン向けで、ファンがどんなタレントの表情をみたいかを重視して服選びをする。

30代の女性にファンが多いのならば、少し大人っぽく構成する。少し背伸びした格好、少し幼い元気な格好も程よく入れる。ただ大部分は大人感でまとめる。当然だが色の構成を考え、ページをめくるたびに新鮮なトキメキを与えれるように色とりどりに作る。

今回も優しいニット、寝起きのシャツ、高級車に乗るパリッとしたスーツ、遊び人風のシャツなどバリエーション豊富に仕上がりそうだ。

帰り際 俳優さんに「また、別の機会でも呼ばせて頂きますね」と言われたので、それなりに満足はして頂けたのだろう。

皆さんは、困った時に「専門家を呼ぶ人ですか?」「自分でDIYする人ですか?」ココに関しては、予算が絡んでくるので「他人に頼む程 お金に余裕はない」と思う人が大多数だろう。

津野も生活がギリギリの時代は全部自分でやった。今は余裕が出てきたので、何事も頼むようにしている。

・家具をIKEAで買ってきても組み立ては専門家

(なんと5,000円で難解な棚を組み立ててくれる)

・PCの操作で分からない事があると専門家

・家事代行も週1利用している。

結局、専門家に頼んだ方が完璧に仕上がるので、少々高くついても結果安かったりする。棚を3時間かけて自分で組み立てた事はあるのだが、蝶つがいの部分がうまくハマらないまま仕上がり、扉1つが開いたままの状態。。。時間効率を考えても頼むべきだったと反省している。

現代は、携帯1つでその道20年の専門家を呼べる時代である。なんとも楽な時代になったものだ。

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