近年のブームなのか、マネージャーさんがドンドン独立していく、本日イベントで会ったマネージャーも大手芸能プロダクションに勤めながら、個人でもマネージャーをやっており、【同職で副業】という形をとっていた。
「副業といえば別職!」の概念が覆される。固定給に嫌気がさした会社員が、個人とエージェント契約に走るのは理解できる。
まずは会社という母体を使って どれだけスキルアップするかが、今後の人生を変えるという事だ。
stylistの世界に近づいてきた。
stylistのアシスタント時代が、会社員時代みたいなものだ。
この流れは止まらないだろう。会社員であれ、その世界のクライアントを増やせば独立して生きていける時代となっている。
ただ、上記のマネージャーさんが所属している会社は、芸能界の中でも超優良企業のSONYだ。上場している事もあり、めっちゃくちゃホワイトな企業で、お金持ち。様々な手当てもでる。
マネージャー本人も「とても良い会社なので、、、」と言い、辞める気はないようだ。
大きな会社に勤め しっかり、安定や保証を受けながら個人でも活躍できたら鬼に金棒だ。
かたや、大手芸能プロダクションではあるが 「会社の体制が悪いところ」もある。その様な会社には人は残らず、出ていく一方。ある会社では、
5000円以上かかる接待に関して、
「接待費用を使って、仕事が取れるのかどうかの【報告】をしなければならない会社もある」という事だから、驚きだ。
津野も営業する際は、会いたい人に繋いでくれただけで、【仲介のコネクターに5000円のスタバ券】を渡している。その後、繋いで貰った人から仕事が来る確証なんてない。
つまり、接待して仕事が取れる保証なんてないわけだ。それを仕事が取れないなら払わないなんて、酷い会社である。
そこの社員は文句言いながら、自腹を切って接待していた。そりゃーそのうち辞めるに決まってる。
残った人の中には、辞めたマネージャーの担当タレントまで増えて 手が回らないと言ってる人もいる。
「自分が手が回らないのは まだ良いが、タレントは人生がかかっているから可哀想」と人手不足を嘆くマネージャーもいた。
タレントだって、1人の人にガッツリマネージメントされたいに決まっている。人生を預けるマネージャーが10人も20人も担当を持っていたら、仕事が回ってこない。困ったもんである。
更には 誰もいなくなって、解散する会社も出てきた。会社の在り方が問われる時代だ。
何はともあれ、1人でも生きていく力がどれだけ大事か思い知る。
今日は剛力彩芽さんの映画「お終活」の舞台挨拶だった。彼女も大手プロダクションから独立し、順調にキャリアを積んでいる最中だ。
彼女は昔からめちゃくちゃ元気が良く、愛想が良い。過去のアシスタントからも、人気がある。
弊社には、着用写真を撮り溜めた個別のフォルダがある。
これは前回と色味が被ったり、私物が被ったりしない為のモノだが その写真の全てが笑っている。
バックヤードで撮影しているので、表に出る写真ではない。でも、笑ってくれている。
我々はお時間頂いて撮影する事が いつも申し訳ないと思っている。
「すみません、一枚資料用に撮らせて頂いても良いですか?」と頭を下げながら撮る。
タレントさんは、身内みたいな関係なので断ってくる方はいないが
わざわざ笑ってくれる人は限られる。
更にはアシスタントにもガンガン話しかけてくるから、人が好きなのだろう。
人が好きな人は共通して愛想が良い。
今回も去り際に、「アシスタントちゃん、凄く出来る子だね。師匠がしっかりしてないから良かったねー」と、からかって帰っていった。
間違ってはないが、余計な事を言いやがる。。。
髪がピンクで『AI』みたいだったから、機械が喋ったと思って放っておこう。
彼女のように、下の者にもフラットで優しく、人に愛される人を目指して生きていかねばならない。
たまには、ウチのアシスタントにも
合コンをセッティングしてあげて、何故か同席し 料理を取り分けてあげようと思う。
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