2024.2.21marvel作品「マダム・ウェブ」の完成披露イベントで伊瀬さんを担当した。
1.26俳優の小野田くんからご紹介の連絡を頂きご紹介頂いた感じだ。
どうやって仕事を増やしたか良く聞かれる。その答えは『紹介』。ほとんどが紹介である。
じゃあ紹介されるにはどうすれば良いか、それは各現場で爪痕をしっかり残す事だ。
爪痕を残すというのは、良いコーデをしろというわけではない。
①仕事相手との連絡のレスポンスの速さ、
②コーデ案の迅速な提示、
③コンセプトにあった素晴らしい衣装提案、
④現場の空気の盛り上げ、
⑤撮影チームへの協力的動き。
コレ全てをやらないといけない。
紹介を頂くには、頂く『ギャラ以上の結果を残す』必要がある。また会いたいと思わせる人間力もそこに含まれる。
つまり、人見知りです。なんて言ってるようでは、仕事なんて絶対舞い込んでこない。今、人見知りを自覚してる人はいますぐ直せ。そうしないとスタイリストには愚か、社会人にもなれない。
また、仕事を取る上で
飛び込んで営業した事も多々あるが、20件行って1件取れるというのが、自身で出した試算。
中には会うことを逃げ続ける方もいるし、メールをしても返信が無いことも多い。そりゃそうだ、向こうには全くメリットが無いのだから、我々なんてタダの時間泥棒だ。それでも、自分を鼓舞して門を叩かないと、1本がとれない。だから新人スタイリストは辛い。しかし、紹介だと1発だ。
そこには、紹介者の『信用』がくっついているからであろう。
いわゆるアシスタント達はこの信用をなかなか取れないから、師匠を探し内部から外部へ信用を取ろうとする。用はアシスタントの1番大事な業務はここである。明るい自分の未来の為に師匠に就いて、内側からコネクションを掴むのだ。
なのに、ロクでもないスタイリストは、自分の仕事仲間とアシスタントが話す事を拒む輩もいる。「助手は助手らしく」と言いたいのか こういう所に従事するとお先真っ暗だから、師匠選びはそこをみよう。
たまに学生から「コーディネートを組む天才が友達にいて、スタイリストになった方が良いと思いませんか?」なんて質問も頂くが、スタイリストになったところで仕事なんてない。
コーデ組むのがうまかろうが、仕事を振る人がいなければ仕事にならない。つまり、仕事の源泉はセンスではないという事、そこをわかった方が良い。
さて、そんなこんなで今回はブルーを取り入れたコーデの指定がきた。
まず、そこから彼女のInstagramを開き私服はどういう服を着てるか、衣装ではどうしてるかどういう体型かを確認し、テイストや、ブランドを割り出し、衣装集めに取り掛かる。結果提案した衣装案がこちらだ。
そこから御本人様、マネージャー様の意向を聞き3番になった。
初めましての会話で共通の知り合いがいた事もあり、とても良い雰囲気で衣装を選べた事はラッキーだった。また一緒に仕事出来たら嬉しいと思っている。
最後に紹介してくれた小野田くんに公式の写真を送り、お礼を伝え 珈琲が好きだから珈琲券をお渡しした。
彼の存在がなければ今日はなかった。もしかしたら、一生会わなかったかもしれない。そう考えると非常に貴重な機会だ。
出会いについて、計算してみた所
人間80歳で亡くなるとして、世界80億4500万人に会うには0.7秒に1人会わないと全員に会えない。
そんな中 4時間を共にできた事は奇跡だろう。今度 小野田氏にお会いした際はハグして持ち上げようと思う。
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