声優さんのグッズ撮影で現場にいた制作会社の人と、新卒者の話になった。
「新卒の子達って、狙った数社に入れなければ人生終わったと思ってますよね。
経験がないと、視野狭いから可哀想」と言っていた。
まさにその通りだ。
続けて、「今僕が中途採用で動いたら、狙ったところ何処でも入れる気がします」と言った。
津野も「何処でも!」というわけにはいかないが大抵の会社に話を聞いて貰える自信がある。
なぜか。
今まで仕事をしてきた人が、手を差し伸べてくれる自信があるからだ。
ビジネスとは、人の役に立つ事だ。
つまり、長い間 人の役に立ったという自負があると、困った時には助けてくれる。
手を差し伸べるに関していうと
iPhoneのスティーブジョブズは下記のような事を言った。
⬇️
私は12歳のとき、ヒューレット・パッカードの共同創業者であるビル・ヒューレットに電話をかけた。
「こんにちは、僕はスティーブ・ジョブズと言います。 年齢は12歳、学生です。周波数カウンターを作りたいのですが、余っている部品があればいただけないでしょうか?」
ビル・ヒューレットは笑って、余っている部品をくれ、その夏にヒューレット・パッカードでの仕事をくれた。
ほとんどの人は助けを求めない
これが
●何かを成し遂げる人と
●夢を見るだけの人の違いである
助けを求められた人たちは、単純に信頼されてると感じてしまい、手を差し伸べる。
すると、1人では見る事が出来ない大きな世界に連れて行ってくれる。
自分でどうしようもなかったら、人を頼れば良い。しかし、「人に迷惑をかけるな!」という面倒な日本の伝統が意志を妨げる。
「人に面倒はかけて良い。その代わり人の面倒を許せ!」の方が良い。
ただ頼る時には熱い情熱と硬い意志がないとNGだ。そこは勘違いしてはいけない。
話は戻るが、新卒者には信頼がない!だから全てが超難関となる。
そこで、企業側は どの様な事を過去にやってきたかを面接で聞き出そうとする。
ここで、人に話せる体験を持っている人間は強い。
●甲子園で選手先制をしました。
●ど田舎で1ヶ月、他人の家に泊めて貰って働きました
●学生時代にブランドをつくって100万円売り上げました。
などなど。
体験は簡単に話せる。それをストーリー立てて話すと「面白い」と思ってくれる。
だから、若い子達は家にいないで、外で体験を積めば良い。これ一択だ。社会に出て上手くいく人のほとんどは外交的な人である。
マネージャーになりたければ、生徒が先生のスケジュール管理をやってみれば良い。
まずはそこからだ。そして失敗しまくる。
「失敗は金で買えない教科書だ」それが沢山ある人が結果的に強い。
では、人に話せる体験もなければ、企業にコネも信用もない人はどうすればいいか。
それは、
第一希望、第二希望の会社だけでなく、関連する会社に何処でも良いから入れば良い。
いまや、
自分の会社に愛着はないと言っている人が95%
つまり、一社目なんてほとんどの人が辞める。
なので、一社目でがむしゃらに3年頑張れば、
4年後には貴方を知っている、第一希望だった会社が手を差し伸べるだろう。
このような選択肢を持つ事が大事だ。
皆が、第一希望の会社に入れないから人生は面白い。「貴方は思い通りに行く人生が最高だ」と思うだろうが、思い通りの人生ほどつまらないものはない。
ボーリングに🎳行って、思い通りに全てのピンを倒して楽しいと言えるだろうか。
超つまらない。
思い通りにいかないから,楽しいのだ。
視野を広くもつ、選択肢を広げるお手伝いをできるのは我々、大人の役目だと思って書いている。
「就職するには、ココしかない!」そう思うのは大事な事。そこに向かっていく熱量も大事。だが、そこに入れなくても他の道が山の様にある。
パリでオリンピックが始まるが、例えば、
サッカーでも、前半負けてて後半まくったらめちゃくちゃ楽しいだろう。そういう事だ。
スポーツも人生も後半からの追い上げが楽しい。そういう選択肢も持っていこう。
「俺は、あと咲きだ!」なんつって笑って過ごそう。
そして、何処かに就職できた際は、
出来ないスキルを出来るように誤魔化しながら上に行けばいい。
Fake it until you make itというアメリカの言葉をご存知だろうか。
●できるようになるまでは誤魔化し続けろ
という意味だ。
津野は第一アシスタントだったアリサが卒業する時に書いた言葉が、
「舐めてかかって本気でやれ」だった。だいぶ、似ている。
難しい予算の、難しいスタイリングの依頼が来ても、サラッと
「全然行けますよー!お受けしまーす」と伝えて、そこから死ぬ気でやれと伝えた。
これは、津野が独立仕立てでメンズ しかやらなかった時に、有名女性モデル複数人のカタログ仕事が来た時にやった荒業だ。
詳しくは前項の,ブログで書いた。
1日目6本、2日目11本、3日目6本の撮影が重なった時も死ぬかと思った。でもやって良かった。
●苦行を乗り越えてこそブランドとなる。
ビジネスはブランド作り、自分というブランドをどう作るかの修行だ。
無理、めちゃくちゃ、不可能と言われる事をやって鮮やかな結果を作るとブランドとなる。
リスクのある仕事、失敗したら職業人として終わる狂気の仕事に挑戦してブランドを作っていこう。
それが経験の履歴書となる。
誰にも負けない分厚い経験の履歴書を作っていこうではないか🤣
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