今日は「けしからん奴」の取り締まりです。🚨🚔
「ベルトが1本無くなりました。」
アシスタントさんから、非常によく使うベルトが消えたという報告を受けた。
モノの紛失は、スタイリストの定番。
今朝もオレンジのスカートが無くなって探したけど見つからなかった。
ベルトが無くなった会場はわかっている。
紛失から2日経って、そのベルトを使いたい機会がきたが、まだ見つかっていない。
アシスタントに、「紛失した撮影会場には電話したの?」と聞いたら「していない」という。。。
これは、なかなかけしからん!!
例えば、仲の良い友達の私物や俳優の服を無くした場合 血眼になって探す。
しかし、1万点ある衣装の1点が無くなったくらいじゃ知らんぷり。
これは大変失礼な事である。
日々の忙しさに追われて、探し忘れていたのだろう。しかし、「忙しいから忘れてました」は許される事ではない。
やるだけの事をやって、
「それでも見つかりません。どうしましょうか?」を無くした側から伝えなければならない。
普段の作業の一部を忘れる事なんて可愛いもんだ.気にもしない。しかし、上記のような人としてに関わる部分は、どんなに多忙でも疎かにしてはいけない。
結果として、フィッティング会場に連絡してみたらベルトは見つかった。
今回のように「無くされた方が、探し方を提案して見つかる。」なんて事になると最低である。
無くした方が自分からアイデアを提案して、誠意を見せれる人間に育って欲しいものだ。
今日は6つの撮影が重なってしまい、1人足らなくて 弊社から独立したスタイリストのアシスタントに応援に来てもらった。
こうなると孫が来たような気分。
津野には責任がないから、可愛いもんだと気楽をかましていたら、
「モデルさんがカメラを見てるところで
カメラマンの後ろで携帯を触っていた。」ムムム🤔これは、気が散る、、、。
コレをこのまま放っておく方が愛情なのか、ちゃんとその子の師匠に報告した方が愛情なのか迷った。。。
仮にチクったら「津野さんの所には、手伝いに行くのが怖い」と思われかねない。。。
色々と悩んだ末、良いスタイリストになって貰う事が最優先と考え、
その子の師匠(元アシスタント)に伝えた。
結果は明らか。津野から久しぶりの注意をうけた事で慌てて電話がきた。
そして、携帯を触っていた本人からも後程 謝罪をうけた。
弊社アシスタントも撮影中以外はずっと携帯を触っているので、触りたい気持ちは分かる。
別にサボっている訳ではない事もわかる。
そもそもウチにサボるような子はいないから、そこに関しては安心はしている。
しかし、モデルがカメラマンを見ている真後ろで 携帯を触るくらいなら、現場的にはスタイリスト不在の方がまだ良い。
女優さん、編集部からお仕事を頂いて、肝心の撮影時間に女優ではなく、携帯を見る行為は激烈にNGだ。誰もが気分が悪くなる。
「この人何しにきたん?!」となる
変な話、女優・編集から信頼を得ているスタイリスト本人が携帯を触る事は かろうじて許される。
しかし、「アシスタントが!!!」となると、世間は許してくれない。
立場とは難しいもので、そこは上手く線引き出来ないといけない。
アシスタントは 「その様な見られ方をする」と言う事を理解して、今後の成長に活かして欲しいと思う。
日本人の悪い癖で、90%出来ている人に、「出来ていない10%の部分を誇張して取り上げ注意する」性格の悪い輩が世の中には沢山いるので、
「ちゃんと90点はやってくれてます。有難う。ただ一つ注意するならば、携帯を触っていた事」というニュアンスで師匠には伝えといた。
コレを気に益々成長して欲しいものだ。
コメント