「昔スタイリストやりたかったんです。」
このワードは過去に何100回も言われた。
衣食住の先頭に来る【衣】は自分を美しく見せるツールなので、女性にとっては死活問題。
その服の専門家となって、「キラキラした生活を送ってみよう」と考えた過去があったのだろう。
女性にとって服に関心を持つ事は、自分の生存にも関係する。
可愛服を着た時の「美しい・綺麗」の感情は「自己肯定感とモテ」に直結すると皆 信じている。
人は常に脳内の43%は過去に縛られているという。なので、目の前にスタイリストがいたら伝えたくなるのだろう。
関心を持って頂ける事は大変嬉しいが、スタイリストになってしまった津野からすると返答に困るし、複雑である。
1つ言える事は、
この仕事は毎日が文化祭だ。楽しすぎる。
「まだ間に合うのなら、一度やったら良いのに」
と思うが、人には様々な事情があり、お金・体力・時間・根気・人間関係の問題で断念している。
津野も芸能人、TVディレクターになろうとして、断念した過去を持っているため同じである。
ただそこに後悔は1ミリもない。
「芸能人・ディレクターだったら、どんな生活をしてたかな?」なんて思った事はない。
「また違う人生があるなら、スタイリストをやるか?」と言われたらやらないが、今回の人生はスタイリストで良いと思っている。
人は自分に語りかけ相談し、折り合いをつけながら生きている。
ただその決断が、人生を終わる頃に後悔として降りかかる事もある。
高齢者の90%が「あの若い時に○○をやってれば良かった」と思うらしい。更には、死ぬ直前の70%の人が後悔を口にして亡くなるようだ。
死ぬ直前なんて、当然「周りにいてくれた人間に感謝しながら死んでいく」と思っていた。
それが70%が不満を伝えて亡くなるのだという。
これは病院の先生が話してくれた。
「嘘!!最悪!!」そう思っただろう。
だから、やれる事は今やらないといけない、1年後に持ち越してはいけない。1年間着ない服は、一生着ないのと一緒で、持ち越すとやらなくなる。
津野も半年前、ふと
特別講義をしながら、日本の若者に「笑いと学び」を届けたい!と思ってから 直ぐに動いた事で、
先日の福岡ベルエポック美容専門学校のように、かけがえの無い思い出を沢山頂けた。
この行動によって、スタイリストとして仕事が無くなっても、
「あの43歳の脂の乗った時期に何でもっと活動の場を広げなかったのだろう。」
とは思わないだろう。
こうやって、思い立ってからの一歩目の動き出しを早く進める事で、後悔を潰していける。
講義をするとなると、
・自分から営業(お声がけ)しないといけないし、
・打ち合わせを何度もしないといけないし、
・お客様を喜ばせるだけの原稿作成に時間も取られるしで
苦労が耐えない。
しかし、苦労した先には必ず喜びと成長が待っている事を知っているので、苦労=成長と割り切れるようになった。
人は如何なる時も苦労、苦痛を避けるように神様が決めてくれているが、神様の言う通りに保身していると、人生が無くなる時に後悔は山積みとなっている事だろう。
ベルエポックの生徒から、講義のフィードバックを頂いた。そのほとんどに、「今後の行動を変えていく」と書いてあった。
かのマザーテレサは言った。
思考が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば性格が変わる
性格が変われば人生が変わる。
その第一歩の思考を変えれたのなら、生徒の人生は「行動」のステージに移るだろう。
ただここで実際に行動を変えるのは100人いて2人だ。さぁ誰が動く?
楽しみだ。
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