📸カメラマン、レスリーキー氏との仕事だった。https://www.instagram.com/lesliekeesuper?igsh=enVhcWJ5ejhnc3pr
何が1流かと言われれば、ポーズの指定かもしれない。
スタイリストには、ライティングの微差は分からない。勿論、綺麗に被写体を投射している事は間違いない。
プロのカメラマンからすると、レスリーのライティングは1流だったのだろう。
我々には、モデルへの指示が1番分かりやすく記憶に残っている。
・アゴを下げること
・座った時に靴の甲を見せるように品良く座る事
・微笑む事
この3点をしきりにモデルに伝えていた。
バシバシ撮りまくるのではなく、全てのカットを使える様、大事に1枚1枚指示をしながら撮影していた。
仕上がった写真に「ボツカット」はほとんど無かったように思える。視線もバッチリこちらに来ていた。
ココで我々が勉強すべきところは、技術ではなく、コミュニケーションの部分だ。
ライト・セッティングの上手さは言うまでもなく、どのプロフェッショナルも皆しっかりやる。
1流と2流では、モデルへの接し方・指示が異なる。
以前、カメラマン土山さんの時も同じような事を書いたが、1流はアイデアが豊富に出てきて、それをモデルが演じた時の「瞬間を切り取る才能」に長けている。
グラビアの楽満さんや藤本さんも同じように、言葉巧みにモデルを《作品の世界》に誘導する。ここが非常に自然で上手い。
今回のモデルさんはもう4、5年お世話になっている方だが、今回の撮影で過去一度見た事がないポーズをされていた。
それは、ボーリングをしているような、誰かを誘っているような 躍動感ある手招きのポーズだった。
レスリー氏は、新たな一面を視聴者に見せる役割をまっとうした。上出来!素晴らしい👏
公開されたら、このブログにも掲載しよう。
モデルにとって制作者にとっての「新世界」を提供する事に、我々の価値がある。毎回毎回、その期待を超えていかないといけない。
世にはモチベーションが上がらないとかなんとか言って、サービスに背を向ける仕事人もいるが、
毎回期待値を超えて行かねばならない我々が、モチベーションなんて事を言って、左右されている場合ではない。
どんなに時間が無くても、どんなに予算が安くても期待値を超えていけるよう、惜しみ無く力を発揮していかなければならない。
レスリー氏との仕事でまた新しい発見があった。良い日だった。
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