苦難の乗り越え方

プロフィール

年始から入ったアシスタントが辞めた。理由はキャパオーバー。改めて弊社は、業務量がバグっている事をしる。

忙しい事は良い事なのだが、単純にそれだけでは片付けられない何かを感じた。4月に入ったアシスタントも3日で辞めた。

2人とも口を揃えて言ったことは、「覚悟はして入ったが、こんなに忙しいとは思わなかった。」

無理もない。インターンとアシスタントでは何倍も情報量が違う。5分に1回起きてから寝るまでLINEが鳴り続けるイメージだ。それが約3年〜4年。

バイトしかして来なかった子にとっては、衝撃的ストレスだろう。当然全員、初めは付いて来れない。なので、自分を責めないでほしいのだが、本人は そうもいかないようだ。

過去サブというアシスタントがいたが、彼女が10日で去った時は、日に日に鬱状態に陥って来なくなった。あの時がまたリフレインした。

このような状態に入った時に切り抜ける方法がある。それは、「他者目線になるという事」。

目の前が真っ暗の時に、他者目線と言われても難しいのは分かるが、「初めから付いていけないのは、当然でしょ!」と人事のように思えるかどうかということだ。

勿論それを態度に出してはいけない。。。

例えば貴方がいきなり、「世界のボディービルダーと同じ筋トレメニューをこなしてくれ!」と言われると出来ないように、アシスタントもいきなり同じメニューはこなせない。それは当然だと考えるのが妥当。

出来ないからと困惑するのではなく、出来ない自分自身を許す力というのが、非常に重要となる。

「そのうちなんとかなるっしょ?!」と舐めてかかるのも手である。焦る事はない。ローマは1日にしてならず、

長い年月をかけて、成長していけば良いのだ。

今続いているアシスタントも、初めは何も出来ないところからスタートだった。しかし、なんとなく続けていると、次第に物語の全容が見えてくる。1年くらいすると急に視界がハッキリする。それで良い。

ただ、今回退社した彼女は、とてもまともでしっかりした人だった。それ故に、なんとか付いて行こうと無理をしたのであろう

アシスタント開始の数日が忙しいと、それがあたかも数年毎日続くのかと錯覚してしまう。(そんな事ないのだが、、、)その錯覚による不安で押し潰されたのかもしれない。

新しい事を始める行為は、心理的にネガティブ(辛い、苦しい)を作り出す。

それはそうである。今までやってきた、ペース、やり方が通用しないからだ。

しかし、そのネガティブが人を成長させるという事を知ってほしい。ネガティブを受け入れてそれを続けて行かないと、成長が訪れる事はない。

ネガティブが習慣になった時に初めて、ネガティブな感情が消えてくる

皆さんは、「習慣は感情を消す事」を知っているだろうか。習慣は唯一貴方の人生を変える方法であり、人の感情を消してしまうものでもあるのだ。

難しいので、具体例をだそう。

例えば、朝起きて歯磨きをしている人は、そこにネガティブな感情はあるだろうか。「歯磨きは当たり前の事」として受け入れているから、面倒だな、やりたくないな、という感情は無いはずだ。

津野もそう、毎朝タレントの入り時間に合わせてスタジオに行く事、起きてる時間5分おきにLINEが入る事。3時間携帯を見ないと100件溜まっている事が習慣になっているから、そこに返さなきゃ!!面倒くさい!!なんて感情はない。

沢山のLINEを返す事は当たり前(習慣)となっている。つまり、習慣になったことでネガティブな感情がきえたのだ。

このように習慣は感情を消す事が出来る

苦痛を乗り越えた先にある。プロとしての習慣である。そこを習得すると人生イージーモード突入である。

どんなに忙しくても、なんともない。

四月からの新人、木下 雅にも聞いてみた。

「貴方が入った時はもっと忙しかったけど、何故辞めなかった?」と。

すると、彼女は「学生の部活の時の方が辛かったので」と答えた。

なんと、学生時代に1番辛い時期を経験していたのだ。これは最強である。

しかし、今回退社した彼女にとって弊社は、辛いを通り越して辛過ぎたのかもしれない

それは辞めて然るべきだと思う。

今回の件で、指導にあたった先輩達は反省したようだ。一気に教え過ぎたのかもしれないと、、、。申し訳ないと、、、。

しかし、教えるのは当然の行為。それによって退職者が出たからと言って悩む事ではない。

また、次の後輩が現れた際には 活かせる事もあるのではないかと思う。

ウチを辞めても未来が暗いわけでは無い。1つの選択肢が消えただけだ。また1から自分に合うところを選べばいい。選択肢は、人生を豊かにしてくれる。

何処かで独立してスタイリストになった時は、どのような道を辿ってここまで来たか、お聞かせ頂きたいものだ。頑張れ!

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