2024紅白にB’zが初出演した。マイクトラブルにより、地声でラブファントムを歌う姿に感動した。
B’zは兄が初めて歌を買ったアーティスト。1988年デビューなので、津野が8歳の頃から36年も世話になっている。
50作連続1位の記録は今も健在である。
B’zのボーカル稲葉さんがとあるインタビューで、嫉妬はするかという問いに対して、Mr.Children桜井さんの名前をだした。憧れというか、嫉妬というか、そのような感情になると。
その他にも、若い歌手であろうと、自分に無いものを持っている人に憧れを感じると言った。
津野は泣く子も黙るB’zの稲葉さんが、そんな事を考えるのかと興味深く思った。
音楽業界の虎のような人でさえ、他人を羨ましく思うという事である。
ところで、津野は他スタイリストにどう思うかと言われれば、、、、同じように思う。
・モード誌をやるスタイリストは尊敬しているし、
・服を作ってアーティストをやるスタイリスト、
・広告専門の単価の高いものを専任でやるスタイリスト、
・有名俳優ばかり顧客に持つスタイリストも尊敬している。憧れる。
しかし自分は自分、他人にはなれない。嫉妬をしようがしまいが、その対象の人にはなれない事は分かっている。
例えば、餃子🥟は餃子であり、ハンバーグにはない美味しさがある、餃子がハンバーグになろうとしたら、皆さんは、
「いや、いい!!無理すんな。餃子でいてくれ」
そう思うだろう。
我々スタイリストも同じだ。
例えば、津野がモードバリバリの志茂田景樹さんのような格好で、現場に現れ
モデルを上裸にして、蛇のパンツを履かせ、ジェントルモンスターのサングラス🕶️をつけたスタイリングをする事は望まれていないと思う。
津野方向性ぶれてたな。そう言われて終わりだ。
その人にはその人の良さがある。餃子には餃子の良さがあるように、自分には自分の良さがあると思っている。
津野は沢山の人から指名を頂いて、様々なジャンルの方の力になりたい。
スタイリストとして、1番沢山の人に会った人間、1番本数をこなした人間になりたい。
しかし、津野がやらないジャンルのスタイリストには、やっぱり憧れるものだ。
彼等に自分はなれないように、彼等も津野のように沢山アシスタントをかかえて、沢山事業おこして、撮影現場を飛び回る人にはなれない。
人は自分にない能力を持つ人に嫉妬する。嫉妬するという事は、「頑張れば、手が届く」と心の何処かで思っているということ。
津野はB’zの稲葉さんには絶対に嫉妬しない。Mr.Childrenの桜井さんにも嫉妬しない。それは、どんなに頑張っても手が届かない「雲の上の声」だと思っているからだ。
逆にビジネスインフルエンサーには憧れる。多少なりとも発信活動をしている身として、沢山の集客が出来ている事を尊敬し、努力次第では津野もそうなれると思えるからだ。
いずれにしろ、嫉妬、憧れは自分を成長させる為の原動力として使う事を決めている。あくまでガソリンである。⛽️。
基本的には自分軸でモノを考え、他人軸で生きない事。自信をもち、今ないものにフォーカスするのではなく、今あるモノに感謝する事が大事。そうする事で嫉妬は薄れていく。
今回は、業界のTOPランナーですら 同じ人間だと知る良い機会だった。人は弱い部分があるから強くいられる。
他人の良さを知って、それを自らの力に転換する。これからも そうやって生きていこう。
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