弊社メンバーは現場の人、ピックアップの人、バイトの人 皆さん毎日バラバラのスケジュールで動いている。
その為、一同に揃う事はなかなかない。そんな中、4月9日の18時だけは全員揃うと言う事で 困っている事はないか新人3名に聞いてみた。
困り事
・頼まれ事が多くて付いていけない
→《対策》1つの作業が終わる前に、次の指示をするのを辞める
と決まった。
長年この仕事をやっていると、新人のペースが分からなくなる。そして、仕事を沢山沢山プレゼントするのが役目だと思ってしまう。
やる事でアップアップしている最中、更に仕事を作ろうとして、上級生のアシスタントからSTOPが入った。「もう少しゆっくりで良いと思います。」😭
抱えきれない程の仕事に囲まれて、《それを超えてこそ成長》と思っている、我々パワハラ世代は 高過ぎる壁を絶対登れないくらいに、高くする習性があるようだ🤣
師匠の暴走を止める人は少ないので、新人は先輩に命拾いをされたようである。
リクエストを受けて、
「4月中は津野から直接新人には仕事を振らない!!」と言う事でまとまった。

それにしても、矢面に経って人を守ろうとする姿勢は見上げたものである。
もう一つ議題に上がったものがある。
それは若手が質問すると「自分で調べてから聞いてこい」と上司から言われる事についてだ。
全世界の若者がこれにやられている。紛れもなく津野もそれでコテンパンにされた。
若手時代、「仕事のイロハが何も分からないのだから、古株が教えてくれないと🆖でしょ、、、」という傲慢さがあった。
その気持ちがあるが故、少し調べれば分かる事も聞いていた。理由は簡単、聞いた方が早いし楽だから。しかし、これに対して古株は、「楽するな」と思ってる。これは間違ってはいない。
先輩の時間を使えば使うだけ、先輩は時間が無くなるし、面倒くさい。会社からしても動ける人材が動かないと、業務が滞るので厄介。
と言う事から、全ての会社の上司が心の中では「俺の時間を作るのが、新人の役目だろう。俺の時間を使うな。」と思っている。
しかし上司陣の中には、新人からの質問が集中する人もいる。
その人は何をしているか、、、。それは、助けてあげようという気持ちの数値が、他の上司より少しだけ高いのだ。
津野も直属の上司には聞けないことを、別部署の上司、日向さん、山野辺さん、今井さん、副島さん、に聞いていた。彼等も「自分で調べろ」とは思っていた事は間違いない。しかし、真摯に対応してくれていた。
こういう人がいると、会社は強い。依存先がある事で若手は安心して成長できるからだ。
コレが10人が10人に「そんな事自分で調べてから聞いてこい」と言われていたら、依存先がなくなり、八方塞がりとなり若手は自立出来なくなる。
人は依存先が多ければ多いだけ、自立する生き物。
一見【自立】の反対の言葉に見える【依存】は、その量が多ければ多い程、自立するのだ。津野は現在950社の取引先がある。つまり、950社分の依存先があるお陰で、自立出来ている。
かたや、依存先がない少ない(仕事がない)独立仕立てのスタイリストは、自立できずに鬱になり、スタイリスト自体を辞めたりする。
若手もついこの前までは、「家族」「友達」「学校」「バイト」と依存先が多かったから自立できていた。しかし、今は「同期」くらいしか依存先はない。足元がぐらつくのも無理はない。

上記を踏まえた上で、
改めて新人が見誤ってはいけない事は「調べれる事は自分で調べる」が社会人としての【正論だ】と言う事。
ココは、若手は理解しないといけない。
しかし、併せて上司は【正論は人を傷つける】と言う事もセットで覚えないといけない。
彼氏と彼女の喧嘩もほとんどが【正論】のぶつけ合いになっている。
・掃除くらいしてよ、一緒に生活するなら当たり前の事でしょう
・普通 彼女がいたら、他の女と遊ばないでしょ
などなど。
「当たり前」「普通」この言葉は【正論】にあたるから、要注意だ。正論とは、誰もが正しいと思うであろう論理の事をいう。
しかし、皆が皆【正論が正しいこと】なんて分かっている。
だから、そこからはみ出ている自分を責められると「そんな事分かってるよ、でも、、、」と反撃に出るわけだ。人は完璧で無いから面白いと言う事を忘れてはならない。
正論は、人を傷つけるナイフ⚔️だと思って使おう。人は「正論」では動かない「感情」で動く。

何はともあれ、「上と下の歩み寄りが会社の生存には欠かせない事」を学ぶいい機会となった。明日からは、もう少し歩み寄ろうと思う。ストッパー未来、有難う御座いました。カッコいいと思います。
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