2025年現在スタイリストのホームページはもはや、インスタグラムである。
現代は残酷な時代。まずは人検索でインスタグラムのフォロワー数を見られる。ここで数字が少ないと正直舐められる。
我々スタイリストのような、自分の名前を冠に仕事を取るフリーランスは、スタートは数字が全て。フォロワー数が多いだけで、選ばれる可能性は確実に上がるだろう。
「沢山フォローされてるから大御所だろう、、、」とか、「凄いスタイリストで間違いない」と期待される。この期待値は大きければ大きい程、有利に働く。
芸能を生業とするスタイリストのフォロワー数は、誰をやっているかで大きく変わる。イケイケの男性アイドルグループをスタイリングしている人、ノリに乗っているアーティストをスタイリングしている人は、そのファンの人だけで2000人増えたりするものだ。
しかし、スタイリストも多種多様。
フォロワー数に関係なく、インスタグラムなど、発信活動をやっていない大御所スタイリストも数多くいる。
特にメンズスタイリストはそうである。キラキラを表に出したいという欲はあまりなく、職人気質のスタイリストが多いのだろう。

インスタグラムは、見せ方で見え方が大きく変わる。知名度の高い方や、ファッショナブルなスタイリングだけを取り上げて、掲載すると
見る方は、あたかもその様なスタイリングばかりやっているスタイリストとして見てくれる。しかし、実際は、それ以外の細かい仕事の方を沢山している。。。
インスタグラムがホームページとなった以上、見せ方を戦略的に操作する事は、やるべき事だ。しかし、インスタの構成が戦略的に上手く行くとは限らないケースもある。
津野がお世話になっているタレントの方々は、ほぼインスグラムで相互フォローしている。つまり、誰のどんな仕事をいつやっているかを、担当するタレントさん達と共有しているわけだ。そんな中、
津野のインスタを議題に出して
「何故他のタレントの事は🆙するのに、自分の事を🆙しないのか」を聞いてくるタレントさんもいる。
理由は、【服の貸し出し条件】に起因する。
プレスから
「津野さんのインスタでタグ付けしてくれたら、それで貸しますよ。」と良心的な方法で貸して頂いているからだ。その約束を果たす為に、津野のインスタで出している。
『たかが4,500人フォロワーのインスタで、すみません』と恐縮するが、プレスからは「スタイリストが🆙していると言う事に意味があるから大丈夫🙆♀️」と言ってくれる。本当に有難い話だ。
だから、プレスの方々の為にもフォロワー数を増やし続けたい。しかし、現実には そう簡単にはいかないものだ。。。

その反面、雑誌のクレジット掲載や、タレントさん本人のインスタタグ付け条件で借りたタレントの着用画像は、津野のインスタに出なくなるわけだ。
すると、津野インスタに出てないタレントさんから疑問視される。「津野は何故、私だけインスタに出さないのだろう、、、」と。
最近はその様な【不都合】を減らす為、タレントさん本人のタグ付けの条件で借りてようが、敢えて津野のインスタでも出したりもする。理由は、
津野インスタの【タレント毎の掲載比率】を全タレントさん一定にしようとしているからだ。
有難いことに沢山のタレントさんをスタイリングさせて頂いている事で、津野はインスタを俗にいう【スタイリスト的な画角・構図にこだわったファッショナブルな構成】には出来ない。。。
しかし、それを悪い事だとは全く思っていない。人間味のある【沢山のタレントに囲まれた構成】にする事に満足している。
どの様な構成のインスタグラムにせよ、着実にフォロワー数を集めていって、プレスさんが喜んで貸してくれる仕上がりになれば嬉しいと思っている。という事で今日も1投稿頑張ろう!!
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