影響力の使い方

プロフィール

衣装選びをする際に、ボソッと褒めてくれるタレントさんがいる。

《感動①》

先日は、SPI君のカレンダーイベントの衣装決めの際、ざっとコーディネートを眺めるや否や「相変わらず全部カッコいいっすね。」 と聞こえるか聞こえないか瀬戸際の声の大きさで、呟いた。。。🥺

今月から入ったアシスタントが初めて、衣装決めに立ち会ったのだが、その一言に「はっ!」と、気付いて感激していた。

《感動②》

昨日はファーストサマーウイカさんのバラエティの衣装決めだった。こちらもボソッと

迷うなぁ、、、日々進化してますねー、、、。」と言って頂き、同じくアシスタント共々感動した。🥺

我々スタイリストは、服によって

少しでも出役の方の気分を上げたいと思って働いているが、どんなに良い服を提供しても、刺さらない事もある。その恐怖を毎回抱えた上で、衣装合わせに臨んでいる

よって、声に出して褒められると「安心感」と「歓喜」で満たされる。

それに、タレントさんはプロのスタイリストが選んだ服を着る事が日常。日常は特別感を打ち消す習性があるため、なかなか都度褒められる事も稀。

当たり前と言えば当たり前だ。だから、尚更 褒められると嬉しい。

例えば、学生時代 母親が作る夕食に対して、「日々進化してるねー」とか、「今日も格別に美味しいねー」とはなかなか言えないもので、

日常の中にあって、上記のような言葉を頂けた瞬間は、特に心に染みるものだ。

《感動③》

3年前に独立した由実に、

「アシスタント期間3年間の中の1番の思い出は?」と聞いたら、ある男性俳優さんから不意に貰った缶コーヒーだと言った。🥹

津野がランチ代を、100回奢っても俳優の缶コーヒーには勝てないもんだ。

《感動④》

先日、会社インスタhttps://www.instagram.com/impiger61?igsh=N2J5MDNpNjY5bGM4で、アシスタント全員のアカウントを、タグ付けして投稿した。その直後にアシスタントの1人から「剛力彩芽さんからフォローされましたっーーー!!!!」と手が震える程 感動するアシスタントもいた。

《感動⑤》

津野は以前、桜田通くんに

「この衣装買い取っても良いですか?」と言われた。それは古着で1500円だった。 値段に見合わない素敵なアイテムなのだが、安い事で引け目を感じたので

『気に入ってくれたのに、なんか申し訳ないのだけど、これ安くて1500円なんだよね。。。』と伝えたら、

津野さんのフィルターを通った商品なら、それが価値です。安いは関係ないです。買取らせて頂きます。」と言われた。🥹

とても嬉しかった事を10年以上経った今でも覚えている。

タレントさんにとっては、何回も会ってる仕事相手への何気ない行動かもしれないが、裏方にとってはドデカイのご褒美である。

タレントさんの強力な影響力は、使い方によっては、受け手の数年に一度のビッグサプライズとなる事を知った。

影響力で人を喜ばせよう!!

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