人は儲けたい欲よりも、損したくない欲の方が断然強い。日本人が投資に前のめりにならないのも、この心理によるものだ。
せっかく貯めたお金が 投資で目減りするのが、怖くて仕方ない。
これと似た感覚は、スタイリストを選ぶ時にも発生する。
「新しいスタイリストにお願いして、失敗しないかな。。。変な服を着たくないから、新しい人は挑戦し辛い、、、」
これは皆様も美容師さん選びで、似たような経験をした事があるのではないだろうか。。。
人によっては、同じ美容師さんに3年も10年もお願いしていたりする。何故同じ美容師を使うのか、、、それは「自分が損したくないから」だ。
定番の担当者は、髪型にしろ、会話にしろ事故らない。その安心感がリピートをうむ。
美容師側からすると、リピートを獲得するには、必ず平均点以上を出し続けることが必須。
逆を言えば、一度うまくお客様のニーズに潜り込めたら なかなか外されないという事も併せて知っておこう。
貴方が専属の美容師から離れないように、タレントさんも一度担当すると離れ辛くなる。
よって、初めの数回をどう上手く乗り切るかが非常に重要なのである。
有効なのは、1番手のスタイリストに何か問題があって、「違う人に変更しよう!」となった際に、
2番目に声が掛かる位置にいれるように、ポジショニングしておくことである。
ポジショニングとは頻繁に会うことだ。

ただ1つ美容師さんとスタイリストは、異なる点がある。
美容師は、自分が選んでその人を目掛けて切ってもらいに行くが、スタイリストは全て自分で選べるわけではないという事。
雑誌だったら、雑誌専属のスタイリストが入ってきたり、広告だったら監督指名のスタイリストが入ってきたり、ドラマだったらドラマ中心に活動するスタイリストが入る。
イレギュラーで入ってきたスタイリストが素晴らしいと、「その方に今後お願いしたい」となる事もあるので注意だ。
スタイリストは 一度でもタレントを悩ませるようなコーディネートを作ると、直ぐに他のスタイリストがチラつくという事を忘れてはならない。
毎回が勝負である。
人は損をしたくない。何らかの縁でお仕事を頂いた時に、「この人に頼んでおけば安心」と思われるよう、初回は気合いを入れて臨むべし!!
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