編集が指定してくる衣装イメージと、タレントさんのテイストが合わない時がある。
編集はフワフワガールを希望するが、タレントさん本人は強目でクールな服が好き、、、この様なケースは度々来る。
その時に守らなければならないのは、仕事の出所は何処かである。
津野は編集から依頼が来ることもあれば、芸能事務所からの推薦で依頼が来ることもある。
本来、編集と事務所が密に話し合って方向性を決め、衣装の発注をするのが手っ取り早いのだが そうならないケースもある。
例えば、事務所からの推薦で津野が入った場合、事務所は編集に津野の連絡先を伝えたら、後は撮影当日を迎えるのみだ。
服集めの段階で、編集はフワフワ系を希望する。しかし、タレントさんはクール系。ここで企画や背景に、合うからという事だけで全てフワフワも持って行ったら、2度と事務所からの指名は来ないだろう。
事務所が津野を指定した理由は、「タレントさんの個性をしっているから」であり、編集のYESマンになって欲しい訳ではない。
「フワフワが企画に合うから」という理由でバカ真面目にモノ集めしちゃいけないってことだ。
ここが難しいところである。
芸能事務所を立てつつ、編集さんも納得できる「絶妙な衣装」に決める事が津野の役目である。

上記からもわかる様に、
仕事は固定観念を捨て、世間体を捨てれる人が優秀である。「フワフワ系の衣装を用意して下さい」でフワフワを用意する人は、学校の勉強は出来て、優等生だっただろう。。。
言われた事を間違いなくやれるからだ。
それが社会に出た途端、頭が硬い・柔軟性がない・アイデアが少ないと言われる。この摩擦を少しでも軽減するために、学校では発想を豊かにするプログラムを導入すべきだと思う。
例えば教材は下記だ。
「商品を売ろうとしたら断られました。どうしますか?」とか、
「作業が残っているが、上司からもう帰って良いと言われました。どうしますか?」とか
答えがない問題を数多く解かせ、固定観念を逸脱する癖をつけさせないといけない。
津野だったら初めの問いには、
「相手のメリットを最大化出来るよう考え直して、もう1度プレゼンする。」
次の問いには、
「せっかくなので帰らせて頂きます。有難う御座います。と言って先に帰り、作業は自宅で終わらせる。翌日上司の仕事を貰って、上司を先に帰らせる。」
社会人は全員忙しい。全員忙しいからこそ、逸脱するには何をするかを考え、実行する。その積み重ねによって、強靭な精神力が備わる。
固定観念をぶち壊せ!!

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