期限には、機嫌よく

プロフィール

時間がない中での、発注が3件続いた。

1つ目は、大手の制作会社からの泣きの発注

2つ目は、アーティストの作り衣装の発注

3つ目は、レーベルからのLIVE衣装発注

①突然、東宝さんから泣きの連絡が入った。

イベント用の衣装さんが持って来た衣装では決まらなそうです。助けてくれ!

「津野さんは、主演の方を ほぼ専属でやられているようで、後2日でイベントの衣装集めて貰えませんか?」と言われた。

学生は分からないかもしれないが、媒体専属の衣装さんと、タレント付きのスタイリストは似ている様で職種が違う。

●衣装さんは、各媒体専任でドラマならドラマ、舞台なら舞台。物集め➡️現場対応➡️後処理まで全て完結して行う。

●スタイリストは、タレント付きでドラマの劇中や、舞台の劇中には関わらず、作品の取材・舞台挨拶などの宣伝活動で動く。

要は、1クール一緒にやるか、単発かの違いだ。

たまに、衣装さんとスタイリストが入り混じる事もあるが、そのたまにの機会が今回だ。

衣装さんの服では決まらなくて、予備的な位置として、津野の名前が浮上したという事。

東宝さんは、急な発注に存分に配慮してくれて、レスポンスも早く、バイク便を飛ばしてくれたり協力もしてくれて、事なきを得た。最高の対応だった。さすが大手の社員さんであった。

②アーティストへの衣装制作者Aさんへ、「津野は衣装作りは出来ないから、1週間で衣装を作ってくれ」という無理なお願いをした。Aさんは紹介頂いた方で、初めましての仕事だった。

津野からの「短い期間ですが、お願い出来ますか?」に対して快く受けてくれたのは良いが、我々のレスポンスに不備があり、「急な発注にも関わらず、連絡がマメに取れない方とは仕事が出来ない」と憤慨されてしまい、トンザしようとした。

津野もAさんしか宛がなく、、、「その日中に謝りに行くから時間をくれ」と懇願した。

結果として、こちらの必死な姿勢に、振りかざした斧を取り下げてくれて、一緒に撮影まで頑張ろうと言ってくれた。

丸一日返信を忘れた訳ではない、半日だ。それでも時間が無い中でのお仕事では、お怒りを頂くこともある。「もう少し、作る側の気持ちを考えないといけない。」と反省した出来事だった。

③3日後にLIVE衣装を買取前提で用意してくれと言われ、慌てた。

まだ渦中ではあるが、先方もスタジオの手配やヘアメイクの発注などで慌てているのが、手に取るように分かる。

「この金額で足りますか?」

『足りないと思います。ただ調べてみないと分かりません』

「ではいくら足りないか、、、」

『少し時間を頂きたい』

みたいな会話をしている。

現段階では、頂いたイメージの衣装を買い取るには 予算が足りず なんとか予算内で素敵なビジュアルが作れないかリサーチしている最中だ。アセアセしている😅

この3️⃣案件に対して思う事は、『配慮』である。時間が足りない案件に関しては、数多く存在する。

それが悪い訳ではない、突発的な仕事で、担当者も間に挟まれて、どうしようもない事もあるだろう。

しかし、その焦りをそのまま相手にぶつけてしまうと怒りをかってしまう事が多々ある。コレに関しては津野も反省する所が沢山ある。

焦ってアシスタントに

「早く資料を出してくれ、一気に出すと 方向性が間違ってると困るから、小まめに出してくれ!」なんて焦らせる事もある。

焦っている事が伝わらないのは、良くないが、一度伝わったのなら、煽り立てるのではなく、静かに待つ事も大事な事である

●アシスタントは、煽られる事が多いが、

●津野は、煽る事が多い。

この2者がやらなければならない事は、『配慮』である。通常業務の2倍の配慮が必要。

具体的には、

煽る側は 「言葉尻を柔らかくし」

煽られる側は、「時間を空けず小まめに進捗を伝える」

コレが互いの軋轢(あつれき)を生まない方法なのだと思う。煽る側は、ガンガン行けば行くほど、煽られた側は怒りに変わる事を知っておく必要がある。

いずれにしろ、肝心なのはレスポンス(返信)の速さだ。

急発注も俯瞰して全体図をみると、「今はツッコ場面だな」とか、「今は引く場面だな」とかが分かる。

何事も冷静に状況をみて、互いの配慮を忘れてはならない。気を遣って仕事しよう。

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