「成長」と「給料」で人は未来を決める

プロフィール

マネージャーさんと話した。

「社歴も20年になり役職を与えられたが、ヒラ社員だった時の方が残業代も出て、給料は良かった。

責任が増えて給料が安くなる「役職」というものに抵抗はしたが、自分が役職をつけないと、いつまで経っても年下のマネージャーが上に上がって来れないから、仕方なく会社の方針を受け入れ役職がついた、、、。

役職が上がって給料が減るなんて、日本の会社の制度はおかしい」と言っていた。

仰る通りである。

何のために頑張って会社に奉仕したか分からなくなるような、企業の体制に疑問をもつ。。。

会社員として、やる事もルーティン化してきたら、給料だけでも上がっていかないと、前に進んでいる気がしないのだろう。

「給料」と「成長」どちらかがないと、人は悩み出すのだ。

頑張っても成長もなく、その上 給料が頭打ちだと良い刺激を求めに、外に目が向いてしまう。

給料を下げてでも「成長」に貪欲な方も沢山いる。

例えば、昔の津野もそうだ。手取り186,000円から98,000円に下がったが、未来の一筋の光を目指して日々成長する事で 平成を保っていた。

逆に、スタイリストアシスタントという仕事の職場環境に疑問を感じる若者が、専門学校の卒業とともに安定を望んでアシスタントではなく、企業に入ることもある。

しかし、企業の不自由さと 一向に上がらない給料に嫌気がさして、「こんな環境にいたら成長出来ない」と捨て台詞を吐いて、またスタイリストを目指しアシスタントになろうとする。

このように給料を少し下げてでも、成長を望む人もいる。 

自転車と同じで、人は ある程度のスピードで目標に向かって走っていないと、グラグラして安定しないものなのだ。

「成長」と「給料」で人は未来を決める

となると、我々スタイリストはアシスタントが活躍出来る・成長出来る環境を作り、そして、彼等の給料UPを目標に戦い続けないといけない。

弊社は毎月新規の人をスタイリングする機会に恵まれているが、果たしてその程度で、アシスタントが満足しているかは謎である。

スタイリストは専属契約はないものの、専属めいた働き方になるので、どうしてもジャンルがマンネリ化しがちである。

新規開拓と、新しい発見を常に魅せれる環境作りを、心がけないといけない。

その為には、スタイリスト本人が、多ジャンルのスタイリングに好奇心を持ち 意欲的に広げていく力が必要となるだろう。

そして、それによって利益が増えてきたら、それを幾分かアシスタントに還元して満足度を上げて貰う必要もある。

会社の未来にも投資しつつ、スタッフにも投資する。そのバランスが非常に重要になってくるだろう。

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