予算内で意地でも素敵なモノを用意するという気持ち。これはスタイリストにとっては、とても大事な事で まずは経費を抑えつつ探し、時間の経過とともに良いものが集まらなければ、高額なリース料を払ってでもアイテムを用意する。
常に時間との勝負を強いられており、「集められませんでした。」は口が裂けても言えないわけだ。
昨夜、地方からの発送をお願いした服屋が発送をし忘れた事があった。
先方には、配送で余程の事がない限りは間に合うと伝えている。しかし、貸す側の服屋も人。色んな業務に時間を取られているうちに、弊社への発送を忘れてしまったようである。
ここからどうするかが腕の見せ所、相手のミスで届かない事は仕方がないが、仕事として、仕方がないで終わらせるわけにはいかない。
結果として、1人のアシスタントが自主的にその見たままを、1夜で作った。ここまでしてくれると上司としては言う事はない。実物とは異なるが、お客様へのせめてもの償いとして形にはした。よくやってくれたモノだ👏
フィッティングでどう思われるかは、相手次第だが、会社としてはやれる事はやったと思う。

このような代替え案の提示が、「出来る人」「出来ない人」が世の中にはいて、津野はその僅かな差が、将来の明暗を分けると思っている。
「たった1回の失敗じゃないか」
「別の候補もあるんだから、そっちで良いじゃないか」
逃げ道を探せば、いくらでも探す事が出来る。
しかし、1日は1生に値する。1日を無駄にする人は、1生を無駄にする。そういうものだ。
毎日習慣にしようと思ったものを、1日でもサボると70%の人が辞めてしまうように、その1回を踏ん張って凌ぐ精神力がとても大事なのだ。
例えば、タイミングが悪く 「前の日も寝てないのに、急に仕事を振られて今夜も寝れない、、、」なんて事もあるかもしれない。
大抵の人は限界を自分できめて諦めてしまう。しかし、それでも期待に応えてこそ、プロだと思っている。
こんな事をいうと、プラチナブラックだと思われるだろうが知ったこっちゃない。実際にそれでも顧客の為に!!と思える人が残るのは事実である。
そして、そのようなアシスタントに恵まれた時に津野に出来る事は、全力で褒める事とランチを奢ることだ。
次に時間があったら、オカズ増し増しで奢ってあげようと思う。

このいわゆる【ど根性】は生まれ持った素質なのか、後天的に身に付けられたモノなのか、、、どっちなのだろうか。
津野は「その人の生きてきた周りの環境」なのだとおもっている。
・必ず成果はあげる。
・約束は絶対守る
という方々に囲まれた環境があったかどうか。
環境が人の性格を変える。師匠の津野は、何処までも諦めない精神力をもった人だった。
と言われる様に、必ず高得点を出すモデルとして生き続けて行こうと思う。

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