犬の散歩してたら勝俣州和さんに会った。津野が芸能界を目指すきっかけとなった人だ。
高校時代、彼のようなタレントになりたいと思って、エンターテインメント業界を目指した。
エネルギーがあって、歌えて踊れて話が上手い。バラエティで勝俣さんの番になると必ず成果を残すところに魅かれた。
津野は高校時代、芸能学校に通うも努力不足で芸能人にはなれなかった為、今は裏方としてスタイリスト業を営んで15年が経った。
いづれにしろ、マスコミ業界に導いてくれた人なので「御礼を伝えよう」と思って話しかけた。
「勝俣さんのおかげで、芸能界を目指すことになりました。芸能人には なれなかったですが、スタイリストとして今は生活しています。キッカケを頂いて有難う御座いました。」
すると、勝俣さんは
「そうなんですか、、、タレントではなくスタイリストなんですね。有難うございます。では、、、」と言って去って行った。

率直な印象は、
「もう少しリアクション欲しかったな、、、」だった。勝俣さんは何にも悪くない、むしろよく対応して頂いたと思う。そもそもリアクションを期待したのが 大きな間違いではあるが、「よくいるファンの慣れたあしらい方」に感じてしまった。
コレを受けて津野も逆の立場の時は、しっかりリアクションしてあげようと思った。
津野目掛けて地方からくるインターン生の全員が、YouTube「津野真吾スタイリスト道」を見て来る。
初見でコッチは顔が分からないのに、向こうは手を振ったりする。
初顔合わせが、スタジオである事も多い為
「番組のスタッフかと思ったら、ウチのインターン生だった。」と言う事も多い。
ココでしっかりリアクションをとってあげないと、「遥々、来た甲斐ない!!」と思われかねない。。。
エンターテイナーとしては、そこまでケアしてあげないと良くないと気付いた。
そして、これは津野に限らずアシスタントにも言える。アシスタントもちょくちょく津野の動画に出演している。そして、「長年津野さんと宜しくやってきたアシスタント」と思われているはずなので、同じ様に歓迎ムードで迎え入れないといけない。
そこも含めてウチの会社の一員だと思った。

「人の振り見て、我が振り直せ」とは良く言ったもので、されて嫌な気持ちになった事は するべきではない。
たった15秒くらいの接点だったが、「こんなにも気持ちが揺さぶられる」とは思わなかった。
「いつも、ご機嫌でエンジン全開でいろ!」と言われれば厳しいかもしれないが、それに近い日常は送る必要がある。それが出来て初めて「別格」扱いである。
ここに関して言えば、間違いなく明石家さんまさんは この部類である。「踊るさんま御殿」などで、控え室→エレベーター→廊下→スタジオのルートをご一緒した事もあるが、あの画面で見るまんまの方である。
この様な方を見ていると
憧れを憧れのままいさせてあげる事も、優しさだと思うのである。
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