友達は、その時代共に生きた人達で構成される。
あれだけ同じ時代を密接に過ごした人達も社会に出て、ステージが変わると会わなくなる。
出世願望のある人、無い人。家族が出来た人、独り身を選んだ人。世界を飛び回る人、地元で地域貢献に励む人。周りの環境が変わる事で会うことがなくなる。
仕事もそうだ、ある一定の時代を共に過ごしたら、また会わなくなる。
取引先のマネージャーが変わるタイミング、退社されるタイミング、タレントさんが違うステップに行くタイミング、編集さんの部署が変わるタイミング。
stylistとして歩いた14年間、様々な時代に様々な人達と過ごした。
逆を言うと上記のタイミングで、違う会社に移られる事で発生する仕事、マネージャーの担当が変わる事で発生仕事もある事を伝えておかないといけない。
新卒の3人に1人が3年以内に退職するように、1つの会社で永年働く人は稀で、人の移動により我々の仕事先も変化して行く。つくづく仕事は人だなと思わされる。
スタイリストを初めて数年は、様々な事情で自分がスタイリングできなくなったタレントさんや、雑誌、に翻弄されて生きていた。
突然仕事が来なくなった際
何かやらかしてしまったかな。スタイリングに問題があったのかな。
リースばかりでなく、現場に残らないと行けなかったな、、、など。
しかし、全ては後の祭り。
「依存してて良いこと」なんて1つもない。来なくなったら来なくなったで割り切ることにした。過去は変えられない。
「その瞬間瞬間は必死で取り組んだのだから、仕方ない」そう思うようになった。
今日は1年〜2年ぶりに集英社の編集者筒井君から週刊プレイボーイのお仕事を頂いた。
元々BLTという雑誌の編集をされてて、そのうちフリーランスとなり、様々な会社とタッグを組んで仕事をするやり手のフリーランス編集者だ。
「津野さんお久しぶりです。だいぶ痩せましたね。」
てな会話からスタートし、グラビア2体撮影した。
途中で集英社の副編集長もいらっしゃって、和気あいあいと仕事を終えた。
どうやら、副編の方はデジタル写真部も兼任する事となり、そちらでスポーツ選手や、声優さんのグラビアをやるようになったという事だ。
また彼がハブとなり、新たな出会いが生まれる事を楽しみにしている。
今回筒井くんが何をキッカケに思い出してくれたのか分からないが、「津野に仕事振ってみようかな?と思う何か」があったのが、非常に有難い。
おかげでこうして楽しい時間を過ごす事ができる。
マネージャーさんでも同じような現象が度々起こる。「担当が変わりまして」とか「会社がかわりましたので、現会社でもお世話になりたいと思って。」など伝えて頂く。
何処にいても、何をしてても、どの世代にも、人に思い出して貰える環境作り・印象作りをしていないといけない。
日々の積み重ねと、人間性の構築に励む日常が必要という事なのだろう。
コメント