退屈をとるか、大失敗をとるか

プロフィール

行動力は人間の永遠のテーマである。「行動力を最大化するにはどうすれば良いか?」の質問を受けるが、正直「後先を考えないバカかどうか、、、」という結論にいたる。

言い方が悪いが 行動力があるタイプの人は未来の不安をあまり考えていない。。。

それとは対象的「ある程度知識をつけてから動こう!」という用心深い人もいるが、その様な人は、知識ばかり増えて肝心の行動はしないまま終わるパターンが多い。。。

ただ行動する人は、失敗が人より何倍も多い事も否めない。後先を考えず動いて やっぱりダメだったとなるパターンが非常に多い。。。その分経験は増えるが、お金は当然減る。

津野も直ぐ動くタイプなので、それにより大金を失ってきた。黙って貯めていれば今頃働かなくても良いゾーンに入れたものの、やたら動くから楽になる時期を自ら先送りしている。

CHANELの創業者ココシャネルも同じ様な行動タイプだった。

彼女は71歳で現役復帰したが、その際に「退屈よりも大失敗を選んだ」と言っている。

彼女も後先を考えないタイプで、挑戦し続けたのだろう。

成功は痛みをともなうものである。

弊社には、地方からアシスタントをしたいと一文無しで上京してくる若者もいる。『持ち金は?』と聞くとほぼ0に近いと言う、、、「詳しいことは東京に行ってから考える。」と、思い立って来たようだ。

なかなかの挑戦者である。

その様な気立ての持ち主は、大失敗と大成功の両方を経験する予備軍である。

津野の知っている他スタイリストのアシスタントHくんは、給料が出ない師匠のところに就いた。

彼はアシスタント1年間で80万円失って 結局アシスタントを辞めて一般職に就いた。

スタイリストという仕事が嫌なわけではなく、師匠とソリが合わなくて辞めたのだが、その時は大ダメージを喰らって「大変だ、大変だ」と言っていた。

しかし、数ヶ月後にはケロッとして タオルを売る会社で元気に過ごしていた。

金がない中での80万円は大きな痛手だっただろうが、後悔はしていないという。

「若い時期に、自分は後先考えず挑戦した」という経験は、以後の人生で長年語れる思い出となったはずだ。

行動出来るか出来ないかが、性格によると言われてしまったら元も子もないが。タイプに限らず、どうしても行動したかったら体が勝手に動くものだ。

行動しないなら、それまでの想いである。

ただ、行動力のあるタイプは、思いつきで大金をはたいてでも挑戦してしまう。それが良いか悪いかは別の話だが、人に語れるコンテンツは増えるだろう。世の中には、思い出が全てという人間もいれば、毎日安全に健やかに過ごしたい人間もいる。

津野は前者だが、行動して失敗して、行動してを、繰り返す人間は全体のわずか1割〜2割しかいない。。。この数字は昔から今まで変わらないし、これからも変わらないだろう。

人は安定を望み、大失敗を避けるように生活する生き物なのだ。貴方はどっちの生活を望むだろうか。

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