中途半端に終えて、集中力を高める

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ツァイガルニク効果をご存知だろうか。

目標達成する前に中途半端に作業を止めると、強く記憶に残るという効果だ。

リトアニアの心理学者ブリューマゼイガルニクさんの提唱した理論である。

目標は達成した瞬間に緊張感は消失する為、忘れては行けない事に関しては未達で終わらせた方が良いと言っている。

世間でよく、「キリよくここまで終わらせて帰ろう」などと耳にする。これは自分達が気持ちいいだけで

緊張感は失われてしまう。。。というわけだ。。

弊社で言えば、今月末に行われる舞台衣装に関しては、襟付き白シャツを、少しだけデザインを変えつつ10枚集めないといけない。

この件に関しては、今日からでも、 数枚集めておくと 衣装合わせまで緊張感を持って集める事ができる。

このように心理学を利用する事は、賢い方法である。

この理論を若いうちに知っておけば、恋愛にも活かせたのかもしれない。津野は初対面から激しく打ち解けたいので、全部自分の事を話してしまう。よって、友好的に思われる反面 すぐに飽きられる。

恋愛相手に「もっとこの人の事を知りたい。」と思われるには、自分のことを隠しながら付き合う方が良いのかもしれない。謎めいた男はモテるものだ。。。合コンで喋らないヤツがモテるというのは、ココにヒントがあったのか!?と発見になった。

余談だが、前述した【キリが良い】に関して、自分達にとっては都合良いが、相手にとってはどうでも良いことが多い

例えば、学生が入社してくる際に、決まって提示するのは4月1日入社。「3月24日からでも良いですか?」なんて積極的な人はいない。

会社としては1日でも早く戦力になって欲しいと思っているが。そこを汲み取って、その他大勢よりもフライングして1週間前から「先輩と会社を助ける!」なんて人はいないのである。

「時間はあればあるだけ使う」という法則からも、「人は休みを目一杯使おう」とするのだろう。

「4月1日から入社します。」というのはいいが、「キリよく4月1日から入社します」と自分で発言することは、【社内に敵を産む】ということ知っておくべきである。

仕事は相手の都合(ニーズ)に合わせて進めるものだ。あなたの頭が回るのならば、相手のニーズを一度考えて行動すると良い。

ツァイガルニク効果をまとめると、

絶対に期日に間に合わせないといけない案件に関しては、【時間で区切る】と効果的である。理由は 作業が中途半端でも時間で区切れば、気になってまた直ぐに取り掛かろうとするからだ。

ドラマの最終回が気になるように、準備期間が長いものに関しては、作業をあと少し残して翌日、翌々日も忘れずに取り掛かることは取り入れていこうと思う。心理学は若いうちに学んでおくと、得をするものだ。

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