「スタイリストになりたい。」それが目標になってしまっていないだろうか。「野球選手になりたい」と違ってスタイリストは誰にでもなれる。身体能力には何の関係もない仕事であり、頭が悪くてもなれる。
実際に頭が悪いスタイリストは沢山いる。
大事なのは、客に入り込む営業力があるかどうかだ。
・敵が多い。
・人と仕事をしたくはない。
・他人に合わせる気がない。
・友達が少ない。
という人はアシスタントになる前に、そこを鍛える必要がある。
スタイリストの仕事は見事にその逆を求められるからである。
・敵が少ない
・人が好きで、沢山の人と仕事したい
・他人と上手く共存しやすいタイプ
・友達が多い
この辺りが、学生時代までに培われている人は、今直ぐスタイリスト、ヘアメイクに、なると良い。高い確率で売れっ子になるだろう。
この部分を社会人になってから頑張るのは、だいぶキツイ。過去20年も自分の好き勝手に生きてきた習性を覆すのは、大変な事である。
よって、学生の頃から上記の改善をしていくことが、スキル以上に大事な修行である🧘

そして、スタイリストになった後どうするか。そこが重要な物語である。
【津野は影響力のある人達とのコミュニティを作ること。その人達と世界中を飛び回る事】を目標にした。
世界に行こうとなると、それなりにタレントパワーのある人間と手を組まないといけない。渡航費用も含めて予算がかかるからだ。回収の見通しが立たない高額ロケは組まれないのである。
当時はそのために大手事務所と繋がりを作る必要があった。ジャニーズ、ソニー、エイベックス、スターダスト、ホリプロ、アミューズ、研音、ワタナベ、トライストーンなどだ。
芸能事務所大手15社で、テレビタレントの70%が埋まる時代だったのである。
すると、そこと繋がりのある師匠を目指さないと、目標達成の遠回りになってしまう。
津野の師匠と、先輩はジャニーズとズブズブだったので、そこは安心材料でもあった。
その他にも研音、ケイダッシュ、スターダスト、シスカンパニーと実力のある事務所と繋がっていた。
まずは、そこで自分を知ってもらうことが売れっ子スタイリストになる道としては1番早い。結果、その中の1人がスターダストとトライストーンを繋げてくれた。師匠の膨大な知人の中のほんの数人しか、津野に声をかけてくれなかったが、それすら無ければ今の自分はないと思う。
目標を決めて、そこから逆算して何処に自分の立ち位置をおけば時短できるか。それを考える事は大事な事である。
それが分からなければ、現役のスタイリストに聞いてみれば良い。あとは、自分と師匠が合うかどうかだが、これはガチャ要素が強いので、まず会ってみる事をオススメする。

「未来の事は分からない。分からないから考える必要もない。」という意見もある。ジャパネット高田を今のランクに押し上げた高田社長もそういう人であった。
しかし、忙殺される毎日で、自分に向き合う時間を作ろうとしない人がほとんどだ。何となくで良い、目標地点に旗を立てておけば、人は自然とその方向に向かう物である。
「夢を紙に書いてずっと持っておけば叶う」と言われるのもその為で、意識する事で目線はそこに向かう。
一度立ち止まって考えてみて頂きたい!!


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