文章を思いのままに打って送るビジネスマンは多い。津野も急いでいる時はやってしまう。(全体の2%くらいだが、、、)その時は、いつも「申し訳ない」と思いながら送っている。理由は、誤字脱字、漢字変換は勿論のこと、思いのまま打つとどうしても長くなるからだ。
文章にしろ話し言葉にしろ、分かりやすい伝達を瞬間的に出来る人はいない。必要なのは、書いた後の微調整。話した後の微調整である。一度ザッと買いた後に無駄な表現を取り除き、ガッと話した後に補足説明をバシッと入れる。それが仕事相手へのマナーである。📳
時に、微調整を怠った先方が、業務連絡を詳しく詳しく長文で書いてこられる事がある。。。結論「どんな衣装集めればいいの?」となって。結局こちらから
『つまり、青ワンピースですか?』とチャット💬の様に返す事もある。
悲しいがこれは、「スタイリストがどんな情報を欲しがっているか、、、」を全く考えずに打っている証拠である。。。
オンラインの打ち合わせでは、更に酷い事になる。。。何の計画もなくアレやコレや各々が話したい事を話し出して、結局「どういう服を集めれば良いか、、、」が、曖昧なまま会が終わってしまう事は多い。
1時間捧げて身のある話は1分。なんて事もある。こちらからしたら苦痛でしかない。ここに関しては津野はおろか、アシスタント達も全員、その駄目さに気付いている。。。
「何も決まってないっすね。。。」
「何が話したかったんでしょうね。。。」
身のないオンライン会議後のアシスタントからのボヤキが耳に響く🥲
結局、ダメなオンライン会議で語られる「スタジオをどうするか、、、」「ロケ場所をどうするか」は、カメラマンと編集がやることで、そこにスタイリストを混ぜた所で話しがややこしくなるだけである。
スタイリストにとって最高の打ち合わせは、衣装の写真が送られてきて、「これに寄せて下さい。分からない事があれば何でもどうぞ」である。
つまり、オンラインする必要はない。我々は参考画像を見れば、そこに辿り着くことは容易なのである。
中でも1番だめなのは、電話だけで伝えようとする面倒くさがり屋だ、、、正直何も伝わらない上に、聴きながらこちらがメモを取るのも面倒である。
正直、言葉で伝えようとしてはいけない。写真で伝えないといけない。うちもLIVEの衣装案を送る事もあるが、「極限まで文字を減らした画像中心の資料を作ってくれ!」とアシスタントに頼む様にしている。おそらくメイクさんも同じ事を思っていると思う。

「どれだけ短い文で相手に突き刺すか」が、出来る人!出来ない人!の分かれ道だ。ホースの水を遠くに飛ばそうとする時に、入り口をつまむ様に、
業務連絡も相手に届けようと思うのなら、言葉をそのまま垂れ流すのではなく、余分な情報をつまんで届けるべきである。
その一手間をやろうとしないアシスタントの長い文章に関しては、「読まない」という選択肢さえとっている。残忍な行為だが、独立後に優秀な人だと思われる為には、必要な突き放しだと思う。
あくまでも求められるモノだけを、ダイレクトに相手に届ける。「その手前の手間は全てこちらで請け負う」という優しさが必要なのではないだろうか。
仕事相手は友達ではない。ダラダラ話しはいけない。1通1通本当に今自分はベストな文章を、打っているかを確認して、これ以上施しようのない形で送信ボタンを押そう📤

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