どんな人が残るか。答えが見えた。

プロフィール

人は管理されると嫌がり、報連相を強制すると自発性を損ね退化すると言われている。雇う側からすると、かなり難しい局面である。本来は【強制】こそが修行だからだ。

現在は売り手市場、働き手の確保に各企業アクセクしている。弊社は今、バイト生を募集しているが、面接後に合格にしても、初日に何の連絡もなく出勤しない人が続出している。

おそらく、面接後にどこか良い就職先が見つかったのだろう。採用側としては、「やっぱり辞めます」をLINEだけでも頂けると助かるのだが、それすらしてくれない。なかなかやるせない気持ちである。

こんな時代だからこそ、前向きでしっかりした人間がより重宝されるのだろうが、そこまで気が回る「頭の良い人間」もいないのが現実である。

1つの事を「そう簡単には辞めれない」と思って生きてきた津野からすると、人が次々に辞めていく日常には違和感がある。アシスタントにしてもバイトにしても圧倒的に辞める人の方が多い。世界の社長達は、皆自分の会社が世界一と思っているわけで、そこを次々に辞められると その度に悲しい気持ちになっているのだと思う。。。

良い機会に、「人が辞めない会社」を検索ワードに調べてみた。そこには当然だが、

福利厚生、各種手当、休暇の確保、昇給制度、ノルマが緩くプレッシャーが少ない、定時で上がれるなどが書かれてある。率直に言ってお手上げである🤷全てウチにはない。

弊社はフリーランス養成所なので、サラリーマンを題材に出されても仕方がないのだが、フリーのスタイリスト志望が上記みたいな事を言ってると、フリーランスとしては足早に死んで行くだろう。

救われたことに弊社は、バリバリにやる気がある人がマジョリティ(大部分)なので、やる気がない人、手を貸そうとしない人、サボろうとする人、消極的な人が非常に居辛い環境にある。これが逆転したら経営者は大変な事である。

やる気がある人間、自発的に仕事をする人間がマジョリティの環境を今後も維持できていれば、辞める人の数がどれだけ増えても、組織は守っていける。よって、続けて来た人にフォーカスを当てて大事にしていければ幸いである。

弊社はYouTube、ブログ、インスタ、各学校での講演会をやっているお陰で普通のスタイリストの5倍近くの入社希望者を見て来た。しかし、「続く人、続かない人を初見で判断出来ますか?」と言われればNOである。

この人は絶対に続くと思っていた人間が足早に辞め、この子はついて来れないから辞めるだろう、、、と思っていた人が続いている。

「私何でもやります。絶対辞めませんから」と啖呵を切った人が続々と辞めていった。。。

ここから導き出せる事は、続くことと、やる気は比例しないという事。どんなに「やる気」を口にされても、続く訳ではない事を知った。

いっときの感情の浮き沈みよりも、日々安定した感情で、効率良く淡々と業務をこなしていく【しぶとい人間】だけが残る。

理由は、毎日トラブルが起こるからだ。

・日々無理なスケジュールの注文がきたり、

・せっかく集めたコーディネート案が「なんか違う」の一言でひっくり返されたり

・1日の行動スケジュールが午前中に丸々変更されたりと

変化の多い日常が当たり前の中で、いちいち感情を揺さぶられていては、仕事にならん。

取引先、あるいは津野によって組み替えられた1日の動きを組み立て直す「効率の良い脳みそ」と「行動力」があれば、弊社では残っていけるだろう。

過去の独立生はそのような子達ばかりだ。

引き続き、

【感情のコントロール+業務効率化】に長けた人間が弊社の門を叩いてくれる事を切に願っている。

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