アシスタントもアシスタントなりに会社の一員としてのプライドがある。津野が勝手に事務所の引越しを決めた事で、悪しき衝撃が走ったようだ。
アシスタントは事務所の近くに住んで2〜3年、、、自宅から近く、終電知らずの良い環境で過ごしてきた。彼女達にとって、引っ越して良い事は事務所が広く見やすくなる事くらい。他は最悪である。
徒歩5分が電車30分になるのだから。。。津野も事務所まで🚗2分が30分に変わるので環境は同じだが、もっと時間をかけて相談すべきだった。。。
ちなみに、今日の撮影の声優、徳井青空さん曰く相談=リスペクトだと言っていた、、、。相談しないという事は、リスペクトしていないに等しいという事である😭

自分事になるが、40歳〜45歳の5年間の成長ストップには正直モヤモヤしていた。35〜40歳は結婚、出産、不動産投資、株式投資、ビットコイン投資、詐欺被害、講演会スタートなど盛り沢山。失敗しながらも沢山成長したし、売上も毎年右肩上がりだった。
しかし、その後の5年はYouTube、ブログ、チュロス店、洋服ブランドなど展開はあったものの売上は伸びず横ばい、、、。スタイリスト業もとうに1人が稼げる限界にタッチしている。会社というものは売上が伸びない限り新たな景色は見れない。
売上が上がり、手狭になり、会社の規模・スペースを拡大し、人を沢山雇ってこそ景色が変わる。
そんなモヤモヤの中、良い物件が有れば 即引っ越そうと9月頃から長期スパンで考えていた。そんな中、ネット上に出ない好条件の物件が出てきた事で焦って契約。
恵比寿の他物件が坪単価25,000円なのに対して坪単価16,000円。。。その街の坪単価で賃貸物件価格が決まる現代のシステムにおいて、突然降ってきた棚から牡丹餅だった。。。
仲介業者からは「破格に安いので、同様の物件は年単位で出ない」と言われた。確かに毎日毎日4つのサイトを見ていたが、今回契約した67坪1フロアの物件は、他では倍の値がつく。
不動産投資で培った事は、即決!!直ぐに決めないと数時間後には他の人が契約するという感覚。しかも1億2億の物件がである、、、。
津野は2020年中目黒の一棟アパート1.2億を買い進めた時、1日立ち止まった事で とある富豪に現金一括で取られた事がある。今その物件を持っていたら2億円以上になっていただろう。
一人暮らしの賃貸を契約の人には理解できないだろうが、高価格帯の不動産や賃貸はスピード勝負だ。考えてる暇はない。

今回は引越し自体が悪かった訳ではなく、独断で決めた事がOUTだった。もっとアシスタントを説得する機会を持つべきだった。それが出来なかったのは、ぶっちゃげビジネス本に原因がある。
津野は「リーダーの条件」みたいな本を沢山読んだ。その中で、優秀なリーダーは決まって「独断」だという歴史を見てきた。
社員の意見は耳に入れる。しかし、最後に決断するのは社長の役目、【多数決は失敗の元】だと ほぼ全ての文献に書かれている。
例えば、賛成と反対の比率が1対100だとしても 社長は【会社の未来だけを真摯に考え、自分の勘を信じろと それが結局は社員全体の生活を救う事になる。】そう書いてある。
理由は、多数決は皆が一般的に思う事だからだ。ビジネスで勝つ人間は、大衆と反対の事を考えている人が多い。皆が左にいっている時に、右に行けると勝つのである。
株もそうだ。「今絶対A社の株を買った方がいい。数年後には倍の価格で売れる。」と一般人に情報が降りてくる頃には、売りに走った方が良い。川上にいる情報の早い富豪は、数ヶ月前にはその情報を知っており、一般が買う頃には売って大儲けしている。
このような情報が頭の中を充満している時に、冷静な判断は出来ないものだ。。。
しかし、人間は感情で仕事をする事も事実である。納得出来ない感情では仕事どころではない。 そこを、協調性で寄り添いながら誘導してあげないといけない。
良い物件が出た事の焦りと、読んできたビジネス書の教訓を持って、独断で決めた事が敗因である。アシスタントの心は離れてしまった。

更に、津野が「感情の起伏が大きい事」も注意を受けた。良くも悪くも津野はリアクションがでかい。良いリアクションなら良いが逆ならどうだろう、、、機嫌がめちゃくちゃ悪いとなると、スタッフは何も言えず ただ黙って作業する事になる。
どんなコミュニティでも機嫌が悪い人が1人でもいたら崩壊する。それが社長だと もうお手上げ。どうしようもない。
良いリーダーは「弱き者の気持ちが分かる人」と言われている。それを知っていながら、日頃の行いを見直す機会を持たなかった事で、注意を受けた。
注意をする人間が社内に1人でもいた事は、救いかもしれない。
年末の暇な時間に、落ち着いてアシスタントの話を聞けたので、「負の感情を一定に抑える。」という来年の目標が出来た。これを実行し成長して行かねばならない。
果たして2026年は1番近くにいるスタッフの事を1番に考えれる人間になれるだろうか。
横道に外れ出したら、呼び止めて補正頂きたいものである。この度は申し訳ございませんでした。

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