アシスタントとお金の関係

プロフィール

来年は早々に引っ越しがある。社内の反対を押し切って恵比寿に事務所兼 衣装レンタル店お貸しや(恵比寿西2-3-4東新産業ビル2階)を移転する。その成果を是が非でも出さないといけない。

現アシスタントには、自宅から遠くなる事で不自由な思いをさせて申し訳ないが、引越しによって1年後3年後5年後に門を叩くアシスタントには、さらに高額の給料を払えるかもしれない。

スタイリストアシスタントの大きな問題は給料だ。どこのスタイリストも大抵20万円以下、弊所ですら 給料変更に臨んだのは半年前。それまでのアシスタントには月11万円だった。

過去のアシスタントが現在のアシスタントの給料を聞いたら、大変大変悔しがるだろう。。。

経営に関して未熟だった数年前には、いくらあげれば良いか分からず、業界の平均と、自分のアシスタント時代をベースに給料を決めていた。

しかし、トップが自分の頭で考えない限り一生改善はない。給料を26万に🆙してみて初めてアシスタントから「生活のストレスの8割が消えました、、、」と言われ、過去の給料体系を恥じた。

アシスタントは生活費ギリギリの薄給が良い。給料をあげすぎると、反骨精神がなくなる!」なんて言う人もいるが、それを言っているのは、既にスタイリストになって、アシスタントに給料を払いたく無いだけの人か、薄給で頑張ったアシスタント達だ。

現役のアシスタントは、出来れば1人で生活出来るくらいはお金が欲しいと思っている事は間違いない。

津野は自分が98,000円だったから、、、という理由だけで、アシスタントの給料を査定していた。これではNGだ。自分がどうしたいかが、ズリ落ちている。。。支払う給料に関しての「知識がない」「教育を受けていない」という事は非常に怖い事である。

貧困は知能指数(IQ)を13ポイント下げると言われている、これは自社スタッフとして相当な機会損失だ。

しっかりお金をあげていれば、避けれたはずの問題も、貧困による知能の低下で避けれないケースも出てくる。。。例えば、弊社アシスタントでお金を盗んで消えた人間もいるが、その人も給料が十分だったら、犯罪行為に手を染めなかったかもしれない。

お金をあげない事で、精神的にどういう状態になるのかを説明出来る指導者がいれば最高だが、それは師匠なのでは無いだろうか。。。師匠が弟子に数年後を予見して教えてあげれば良い。

しかし、師匠も勉強家でないと伝えられないことも事実である。

先週UNIQLOが初任給37万円に🆙したというニュースが世間を走った。手取りで約29万円である。来年から入社する新卒者はかなりビック待遇だ。

2025年現在日本の新卒の平均初任給は、専門卒で21.5万、大卒で23.5万。やはりお金が集まる企業は強い。

結局会社が売上を上げない限り、そこで働くスタッフは、高い給料を貰えない。人も集まらない。

これは当然の話だが、シビアに売上と向き合わない経営者は、スタッフからするとゴミであり不必要である。

弊社のアシスタント希望者を増やすには、売上🆙は避けては通れない道である。

大手企業の様に保証も無い外注費のアシスタントには、月額の給料を🆙して、安心させるのがせめてもの救いである。

安い、キツイ、寝れないが横行して 成り手の少なくなったスタイリスト業に一筋の光がさせれば幸いである。

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