2025年は5人新人が入ってきて全員辞めた。5人も新人が入る事は、スタイリスト業界では恵まれているが、続かないと戦力にならないのは 言うまでもない。
1人は5ヶ月、3人は1ヶ月、1人は3日だった。時間的ストレス、人的ストレス、情報量が多い事のストレスなど 理由は様々だろうが、これだけ沢山の人が辞めると、頭を抱えるものである。
昔は「何に原因があるか」を探って、改善しようと思っていたが、無意味だった。
拘束時間が長い事、人が合わない事、情報量が多い事は改善のしようがないからだ。。。
津野としては、結果的に気の合うメンバーが残ってくれたらそれで良いと思っている。逆をいうと気の合うメンバー以外は残らない。津野は「誰とでも仲良くなろう」と試みてはいるが、相手は合わないと思っているのだろう。
気の合う人間を、履歴書などの書面では読み解けないし、オンライン面接でも読み解くことは出来ない。
実際に一緒に働いてみない事には どうしようもない状態である。

じゃ新人は辞めない為には、どうすればいいか。答えは一つだ。「慣れてくれ」である。どんなに大変なジャンルの仕事でも慣れたら勝ちである。そこまで耐えれるかどうかが勝負だ。90%の人間は慣れるまでに根を上げて辞めていく。
じゃ慣れるには どうすれば良いかに関しては、量をこなす以外に道はない。今残っているアシスタント3名も過去に独立した子達も、家に帰って寝るだけの毎日で一度も根を上げなかった。
人によっては,日暮里から🚃電車で1時間かけて4年間通ったアシスタント、埼玉から3年通ったアシスタントもいたが、どんなに寝る時間が無くても根を上げなかった。
行き来の電車の中も、ずっと調べ物に明け暮れ、みっちり大量の情報を処理した。量質転化という言葉をご存知だろうか。とにかく量をこなしまくった結果、質があがり、それが当たり前になる。ここでやっと仕事に慣れる。ストレスとの戦いである。
慣れた結果、忙しいは当たり前となり どんなに他ジャンルの仕事に転職して忙しくても、あの頃に比べたら楽と言える様になる。この瞬間に 普通に暮らしてきた人間とは数倍の差がつくと言うわけだ。
この猛烈な忙しさは、社会人なりたてに経験すべきだ。経験すれば、25歳からの人生はめちゃくちゃ楽に感じる。

どんなに優しく大事に育てても、続かない人は続かない。相手のキャパシティは、こちらにはコントロールしようがない。今まで全員そうだった。我々としての当たり前で接して、それでも食らいついてくる人間を育てる以外に道はないと思っている。
定時で帰れ、情報量も少ない仕事をしていれば、辞める人間は減るだろう。しかし、スタイリストを選んだ以上、その中でも弊社を選んだ以上 忙しいのは覚悟するしかない。
恵比寿に引っ越して、働く環境はめちゃくちゃ良くなった。津野がアシスタント時代に過ごした事務所の3倍近くはスペースがある。車も3台ある。この素晴らしい環境を「最高だ!」と思ってくれる志願者が、数多く現れる事を願っている。

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