世の中のマーケティング本のほとんどは、ターゲットを絞れと書いてある。絞る事で商品が売れるという。
例えば、20代前半の給料20万前後の女性をターゲットと設定し、そこに広告を当て込み商品を売る。こうやって、年代や性別を絞っていけと言う事。
絞らないと広告する領域が広すぎて、広告に対する費用対効果が悪い。と言う事。
では、スタイリストではどうだろうか。。。
津野は絞らない。アーティストにも、アイドルにも、俳優にも営業にいく。
しかし、皆そうではないのだ、、、
津野の知り合いは、やりたいジャンルがレディースだった為にメンズの仕事は全て断っている。
レディースのスタイリングのみで、毎日のスケジュールが埋まれば良いが、そんな都合の良い事はない。
すると、週に1〜2しか仕事が入らない事もある。男女やると意思をもてば、週3〜4になったかもしれない。
今朝もアシスタント希望者からDMがきた。どうやら雑誌をやってみたいようだ。
弊社は、タレントさんの稼働に合わせて仕事の発注が来るスタイルだ。
いわゆるファッション誌の【編集ページ】(タレントではなく、その雑誌の専属モデルを使って、編集が独自に組んだ構成で組み立てるページ)はやっていないので、
このジャンルがやりたい人は弊社ではない。
スタイリストを始めた頃は、ファッション誌の編集ページもやっていた。今思えば懐かしい感じである。
今朝DMを送ってきてくれた方に、勝手にアドバイスだが、ファッション誌だけやっている人に絞ってアプローチする事は、個人的にはオススメしない。
その他のジャンルもこなす人に教えて貰った方がいいと思う。未来の可能性は広げておいて損はない。

もう一度言うが世の中には、「的を絞ると刺さり易いというマーケティング手法ばかり」だ。そんな中 津野は、🇺🇸アメリカのフィリップ・コトラー氏のいう
「たえず変化する人々のニーズに応えるマーケティング」を心がけてきた。
ちなみにマーケティングとは、
【勝手に売れる仕組み】の事だ。
津野は、老若男女問わず、どんなに忙しくても依頼を受けた。一般人のパーソナルスタイリストですら受けた。
その結果、ファッション誌の編集ページ以外を受け持つスタイルのスタイリストとなった。
後悔はない。たまに、アシスタントからファッション誌もやってみたいです。なんて言われるが、今の所はニーズに応える事で精一杯だ。
このニーズに応えて仕事を受ける手法は、良い点もあれば悪い点もある。
【良い点】は、うけもったどのタレントがホームランを打つか分からないから、未来がキラキラして見えること。
過去にも14歳の広瀬すずさん、16歳の広瀬アリスさん、18歳の有村架純さん、29歳の鈴木亮平くん、16歳の高橋文哉くんなど、スタイリングしている時は、まさか芸能界のTOPまで上り詰めるとは思ってもみなかった。
階段を上がる彼らを見てワクワクしたもんだ。
【悪い点】は、依頼が重なって1つの現場に滞在する時間が減った事。それにより大勢のタレントさんが離れて行った。

世の中には、依頼が重なったらお仕事を受けない人もいるし、やりたいジャンルに特化して仕事を受ける人もいる。それはそれで尖ってて良いと思う。
しかし、個人的には老若男女、どんなジャンルの人でも津野にやって欲しいという人がいれば、力になりたいと思っている。
その何処かにビックヒットが潜んでいる。それをワクワクして楽しんでいる。
改めて、「ニーズに応じて変化していけるマーケティング手法」は、生き残るに最適な方法なのだ。
是非皆様も時間の許す限り、頼ってくる人のニーズに応えていって欲しい。
と言う事で、来週はメイドをやる!!
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