「決まり」守る事が正しいわけではない。

プロフィール

様々な場面で、無理を言った時に

【決まりなんで】と断られる事がある。

例えば、下記の通りだ。

●居酒屋で,5個のカキフライがあって、2人でシェアしたいから全体で6個にしてくれないかとか。

●どうしても閉店を5分過ぎるんだけど、少し待ってくれないかとか。

●宅配便今日受け取らなきゃ仕事に支障がでるので、配達員と直接待ち合わせさせてくれないかとか。

「いやぁ出来ないですねー決まりなんで難しいです」

、、、。

これが、すごく苦手。

【決まり】というワードを使って面倒な事を押し除けようとするホスピタリティの無い「決まり人間」になってしまうと、成果が出ない。。。

本人としては、面倒な事になりたくない、上司から怒られたくないという想いだろう。

あるいは、「決められた給料なんだから、余計な仕事なんてしたくない」と言ったところ。

理解は出来るが、それでは頭一個抜けた存在にはなれない。

弊社の理念(掟)は「常識を疑え」「普通でいるな」なので、常識的で決まりをキッチリ守る【決まり人間】とは真逆のタイプを目指している。

「普通ではない」や「ホスピタリティ」に関して、実在する人の話がある。

ある2000人の社員が集う大きなビルに、コンサルティング会社が入っていた。1階には受付嬢がいるようなマンモス会社。そこにはスーパー営業マンのAさんがいる。

会社に入りたての新入社員が、玄関口で客向けに案内役をしていると、ビルの受付嬢の方から話しかけられたようだ。

「Aさんの会社の方ですか?お疲れ様です。」

「その新入社員は何でAさん知ってるの?」となったという。そのビルには多種多様な会社の延べ2000人の社員が行き来している。その中の、1フロアにいるAを知ってる事に違和感を持った。

受付の方に話を聞くと、どうやらそのビルで働く人の中でAさんだけが、日常的に受付の方の名前を呼び、挨拶してくれるのだという。

これを出来ると言う事が

どれだけ「型破り」な事か、どれだけホスピタリティのある事か理解出来るだろうか、、、。

Aさんは年間に何億もの売上を計上するスーパー営業マンだと言うことだ。納得である。

もう一つ例を出そう。これも実際にあった話だ。

ある会社は 最終面接で、「面接中に必ず秘書がお茶を持ってくる」というシチュエーションを作った。

受験者は人生をかけて自己PRをする。

社長は「はいはい」と言って平常心で聞いている。

そこに秘書が受講者用に、お茶を持ってくるわけだ。

この秘書に対して 話を止めて「有難うございます。」と発した者だけを採用したという。

この面接は凄く興味深い。

「自分が受かる事に必死で、周りが見えていない人」は必要ないと言うこと。

他人の事を思いやる心。お茶をもって来てくれた人への感謝。視野の広さを重視したNICEな面接だと思う。

決まりは決まり、そんな事くらい分かっている。しかし、それをキッチリ守ることだけが全てなのだろうか。

優秀な人は決まって【遊び】がある。

決まりの外側に1㎝の余白を作って生きている。

「お客様それはできませんが、これならどうでしょうか?」このような提案が出来る人が,皆、上に立っている。

●「目の前の人の力になってあげようとする心」

それが厳しいのであれば、

●「要望に近づける代替え案」を出せてこそ、優秀だ。

この様な人に会うと「テンションが上がる。」

人のテンションを上げる事が出来る人が、価値ある人間だ。

皆様も出来るだけ、要望を叶えようとする習慣を持って欲しい。その恩は回り回って必ずあなたの元に【徳】となって返ってくるだろう。

徳を積もう。

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