紹介で生き抜く

プロフィール

映画「数分間のエールを」和泉さんの舞台挨拶だった。

彼女の所属するアミューズのマネージャー、遠藤さんがお仕事を振ってくれた。

遠藤さんは、元々は放映新社の飯田里穂さんのマネージャーさん。事務所が変わってもお仕事をくれている。

マネージャーさんで、同じ事務所にずっといるという人も珍しい。大半は事務所を移籍するイメージだ。津野のオスカー時代の同期も

個人事務所設立、ワタナベ、松竹、と全員バラバラになった。

このバラバラになった同期全員が今、津野に仕事をくれていると思うと、不思議なご縁を感じる。

フリーランスは仕事を長く続けて行くと、新規はガクッと減る。1年目は全て新規。10年目も全て新規なんて事は有り得ない。10年目は、ほぼリピーターだ。

このリピーターを数多く掴んでいる人を「売れっ子」と呼ぶ売れっ子は新規を取りまくっている人ではない事を知っておこう。

どの会社も新規2割、リピーター8割の売上になると言われている。どれだけリピーターが大事か分かるだろう。

今回のアミューズの遠藤さんも、会社は変われどリピーターとなる。

余談ではあるが、ウチはデビュー以来、毎月新規がある。ぶっちゃげた話 これは奇跡的な事だ。

4月8人、5月9人(内1つはグループ)、6月7人 新規の方のスタイリングをした。

いつまでも「新規stylistを試し続ける仕事発注者」というのは本当に珍しい。というか

いないだろう。

歳を重ねれば重ねるだけ、新しい人を使うのは面倒になり「紹介制」になっていく。

理由は簡単、「人は冒険をしたくないから」である。

紹介を頂く時に必要なものは、会社であればホームページ、個人であればSNS今やSNSは名刺代わりになっている。

例えば芸能プロダクション内で、「stylist誰か良い人知らない?」と同僚から言われたマネージャーは、頭の中に2〜3名の名前が浮かぶだろう。

まずはここに入る事が肝。

その後、同僚同士で紹介する時、stylistのインスタが紹介される。そこで、「なるほど.こんな感じの顔で、こんな表情をし、こういう人達をやってるんだね」となって安心され仕事が来るわけだ。

つまり、商売人は相手を不安にさせるようなアカウントは作るべきではない。

別に自分の顔を載せる必要はないが、発注者を納得させるアカウント作りが必要となる。

例えば、まだ実績がないのであれば、作品撮影を載せ、初めのうちは師匠の名前を載せるのも手段としてはアリだ。

要はSNSは「履歴書」なのだから、プロフィール欄に少しでも説得力のある文字を打つ必要がある。

津野は強みとして、

●スタイリングの年齢幅

●仕事数

●取引会社数

●独立者数

●アシスタント数

を明記している。これである程度、真面目に仕事をしてる事は分かるだろう。

例えば、社員を取ろうとした時に、職務経歴書に

「ソフトバンク退社」とか、「日本テレビ退社」という文言があれば 安心なのと一緒だ。

まさに、最近応募のあった秘書は、一流ブランド広報だったから、それだけで安心した。

「そこで●年やっていたのなら、社会的な常識はあるだろうし、広報とは何ぞやを ある程度心得ていることは間違いない」と思うわけだ。

なのに、今だにSNSを強化しない人は結構いる。強化しなくても良い人というのは、強いて言えば、既に業界のトップランナーくらいだ。

木村拓哉さんや秋元康さんに名刺は必要ないように、この領域の人でない限りは、SNSをやっていないと何者かも分からない

マネージャーさんは、変なstylistを選んだ責任を負いたくない。よって、何者かも分からない人に仕事を与える事は、なかなか至難の業なのだ。

貴方がもし個人として仕事しないのであれば、会社が看板になってくれるから問題ない。

例えば、アミューズの●●、スターダストの●●、そう伝えれば相手はムゲに出来ないから話を聞いてくれる。

あくまで自営業を営もうとしている人に対しての話だ。

この辺を分かった上でSNSと対峙しないといけない。頑なにカギアカウントを外さない人は、そのうち誰からの紹介を受けれなくなる。

時代は刻々と変化している。

現代にあったビジネス活動をしていこう。

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