師匠に就いて修行するとはどういう事か、分かりやすく言うと「真似る」という事である。貴方の師匠はどういう人であろうか、暇で仕事が来なくて、イライラしているだろうか、まさかそんな事は無いはずだ。
沢山の方からオファーを頂き、精を尽くして日々奮闘されていると思う。その魅力に貴方も引き寄せられて弟子となったはずである。
師匠には何故顧客がついていて、長年事業を継続されているか分析した事はあるだろうか。津野は師匠を分析していた。
津野の師匠は、
・必ず失敗しない量を提示し、モノも良かった。それこそ、テレビで借り辛いのにドルガバやBOSSを持って行っていた。
・確認が細かく物忘れをしない
現場を去る時も何度も、「もう一度見てこい」と言われた。
・ファニーで明るく元気だった
・シルエットを綺麗に見せる「直し」が、完璧でスピーディーだった。
津野は師匠の真似をして今がある。特に引き継いだのは、クリップを使わないシルエット作りである。
クリップは、モデルが動くと取れる可能性が高い。よって安全ピンで詰める人が多い。しかし、慌ただしい撮影現場で、安全ピンのフックを着脱する時間すら勿体ない。。。なので、師匠はまち針📍で縦に突き刺して終わりだった。
これは抜群に速い。ただし、撮影し終わった瞬間に駆けつけて外さないと、モデルに刺さってしまう。そこだけ注意すれば直しのスピードは格別である。

弟子入りすると言うことは、真似をするという事。90%真似をして10%自己を投入すれば、師匠とほぼ変わらない質となる。
よって、完全コピーを目指すべきだ。
・名刺の渡し方
・控え室内の立ち回り
・複数案件の回し方
・サイズの詰め方
・会話の切り出し方
・スケジュールの組み方
・マネージャーさんへの気遣いの仕方
全て真似すれば良い。それが1番速い。
例えば、演奏が上手いミュージシャンになりたければ、YouTubeで覚えるのではなく、好きなバンドのカバー曲を完璧に演奏する方が早い様に、まずは一流を真似るのだ。
過去いたアシスタント達は、津野さんに似ていると、それはそれは多くの人に言われていた。
元気良さや、会話の返し。自分を下げて相手を笑わせる仕草。突然の要望でも一度飲み込んで、何かしら形にしようとするド根性‼︎
など、どうやらやり方が似てくるらしい。
3年〜4年の期間、家族よりも多くの時間を共に過ごすのだから、自然と似るのだろう。
でも、それで良い。仕事がある人の特徴によるのであれば、将来は鬼に金棒である。
真似る時に必ず必要な要素は「素直さ」である。アシスタントは、絶対に素直である必要がある。
素直な性格であればあるほど、抵抗なく師匠を受け入れる事が出来る。なので、上の人は出来ることなら「素直な人」に部下について欲しいと思っている。。素直であれば得をする。素直でいよう!!
結論、修行とは真似する事。それを今一度理解して、今日からの撮影に取り組んでいこう!!売れっ子をパクれ!!
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