才能がない奴は、我慢しろ

プロフィール

2000年ITバブルの時に数々の会社が上場した。現代で言えば、ちょっと前のAI半導体のブームの🇯🇵キオクシア、🇺🇸NVIDIA。直近では続々と上場するヒューマノイド(人型ロボット🤖)の🇨🇳ユニツリー、🇺🇸テスラのオプティマスみたいなもんだ。

バブルはいつか弾け、散り散りに散る。当時、ホリエモン、与沢翼など六本木ヒルズを占拠した数多くのIT長者は、バブルの崩壊と共に倒産していく中、サイバーエージェントは残った。

津野はAbemaに大変お世話になっているので、サイバーの藤田社長の動行には目を見張っている。彼が「なぜ、バブル後も生き残って帝国を作り上げたか」を語っていた内容が興味深かった。

藤田社長は 例えば、洗面器に水を張り、そこに同業者が顔を沈める。「よーいドン!」で息を止めて、誰が先に顔を上げるかを競った場合。「自分は絶対に最後まで顔を上げない自信がある」と語った。それだけ我慢強いという事だ。

これを聞いてスタイリスト1年目を思い出した。蟻のように、ゆっくりゆっくり実績を積み上げる津野を追い抜いて、ドンドン先に進む同期のスタイリストがいた。まるで、童話「蟻とキリギリス」。

出来る事なら自分もキリギリスになって、先頭集団に入り込み、そのまま休む事なく駆け抜けたかったが、人生そんなに甘くない。。。

メンズで言えば伊藤省吾くん、百瀬豪くん辺りは同期だが、一気にスタートダッシュで先頭集団に入り、後続をドンドン引き離す。

自分は付いていくのも精一杯の中、コツコツとリピーターを確保しながら地味に牛歩で、1歩1歩付いていく。しかし、それとは裏腹に彼等は 更にスピードを上げて、見えない所まで行ってしまっていた。

元々津野は自分がセンスがあるとは1ミリも思っていない。よって専門学校を主席で卒業し、菅田将暉、山崎賢人、佐野勇人、成田凌など主役俳優のほとんどを担当する省吾くん

尖ったモード誌とアーティストを沢山担当し、直接対決のコンペでも負けた「世界の終わり」の百瀬くんとは、「履いてるスパイクから違うのかな、、、」なんて思った事もある。悔しくも情けない話である。

そんな破竹の勢いで駆け上がるスタースタイリストに囲まれながら、津野はコツコツと地盤を固めつつ16年仕事を続けさせて貰った。

相変わらず先頭集団にいた彼等は、今でも活躍中だが、本数と取引会社の量では負けない自信がある。本数🟰どれだけ多くの人に頼られたかの量だ。。。今となっては、この結果も悪くない。。。

量をこなすには、優秀な人材の量と、機動力。そして、大きな倉庫が必要で、それをシステム化 出来た事は、他社からすると異常。他がやれない事をやれている。

実際のところ日本のトップ層のスタイリストが年間で何本仕事を請け負っているか、正式な数は知らない。しかし、いつか何かで日本一は取りたかったので、現状のキャリアには満足している。

そんな傍ら、後続集団で津野の横に大勢いた同世代のスタイリストは続々と辞めた。一昨日ヘアメイクの越智さんとも話したが、「あのスタイリストは今、、、」という話題で、しみじみと現実の厳しさを再認識。独立して事業をもち、10年第一線で走り続ける事は尋常じゃなく難しい事を知った。

先頭集団は相変わらず先頭を走っているものの、横を見ればライバルは居なくなっていた。

結果16年経って、タレント・取引会社に固執する事なく横に横に、広く展開した取引先の多いスタイリストだけが残った。逆に展開出来なかったスタイリストは、【タレントの引退、タレント生命の消失、ファッション誌の衰退、スタイリストの世代交代、マネージャーの転職、マネージャーからの足切り】など、様々な理由によって、この世界を去ることになった。。。

スタイリストなど個人事業主は仕事があるうちが華。咲いてる期間に、忙しくても歯を食いしばり、ドンドン輪を広げて、次に繋ぐ努力をしたものだけが残る。

「月50万あれば十分」「好きな仕事をして生きていけるだけのお金と、余裕ある生活が出来れば」なんて緩い事を語った人間から順に消えていく。理由は、自分で自分にストップをかけるからだ。【貴方の人生設計に合わせるほど、世間は貴方を重要視していない。】 それを早い段階で知る事が重要である。

一度全盛期を体験したタレントが、当時の影響力でその後 数十年稼ぎ続ける様に、スタイリストも全盛期を出来るだけ長く引き延ばせた者だけが残る。

省吾くんや百瀬くんのような天才は、その才能の吸引力で仕事依頼は殺到するだろう。しかし、多くのスタイリストは「気合い」と「根性」の我慢比べとなる事を知っておこう。

津野は、洗面器から先に顔を上げる事だけはしない様に、藤田社長のように鬼(おに)我慢強く生きていきたいと思う。

自分を頼ってくれる人達の為に、津野が出来る事は、「仕事を受けてから終わるまで、自分からは根を上げない事。」例え「1体の為に100体用意しろ」と言われても受けたら最後までやり通す。

先日の東京モード学園の講義https://youtu.be/g8bOxxPll8sでもその旨を生徒に伝えたが、取引先の利益の為に1本1本全力を尽くす事が、津野が出来る唯一の恩返しである。

世話になった方々への配慮を欠かさず、これからもコツコツ頑張ろう!!キリギリスになれない蟻は、キリギリスに上手く引っ張って貰い、その間に組織を作って、集団の力で着実に勝ちに行くしかない。

我慢で負けたらお終いである。

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