誰でも借りれる衣装リース屋 「お貸しや」を恵比寿で本格スタートして半年が経った。スペースと家賃のバランスを考え、当時の限界まで高い家賃と広さを借りた。
津野は飲食店をやっていた経験から、店舗の適正価格を周知している。家賃は売上の10%未満に抑えないといけない。高くても15%以下だ。しかし売上の20%を支払う決意をした。フリーランスに毛が生えたような、小さな中小企業では社運をかけた挑戦である。
ビルのオーナーは津野みたいな小さな売上で、よく恵比寿の店舗を貸してくれたと思う。税理士がたまたま同じというだけで、共感してくれたのは有難いことである。
ただ、肝心の売上は思うように伸びず、想像の3分の1 。沢山のお客様に愛用されているが、設定価格の低さと来客数の伸びがいまいちで悪戦苦闘している。
ただ、最低限のボーダーLINEには達しているので、退去が見え隠れしているわけではない。
利益があるかと言ったら「ない」ので、お貸しやだけで津野が悠々自適に暮らして行く世界線は、無くなってしまった🤦
商売は難しい。過去に不動産、投資、服屋、リース屋、飲食をやったが、どれも50歩100歩。。。たまたま初めにスタートした「スタイリスト業」が当たらなかったら、津野の人生は何処に向かっていたか心配である。
現状維持が苦手な自分は、また新たな事業を始めるだろう。ただ追加で10個ビジネスを立ち上げても当たるかどうかの確率は なかなかに低い。。。
しかし、人は結末が分からない事にトキメクので、【人生のトキメキ】だけは忘れない為に、新しい事には積極手に取り組んで行こうと思っている。

売上は想像以下の「お貸しや」だが、やってみて発見も沢山ある。
①タレントが自分で借りにくる事
②タレントが買った私物を委託される事
③本業が「お貸しや」スタッフによってスムーズに回る事
④学生の支援になる事
⑤懐かしい人達に会える事
①SNSが細分化した結果、YouTubeやグッズ撮影でスタイリストの予算が作れないタレントが、自ら借りに来ている。スタイリストを使わず、自分で好きな衣装を決めたいタレントも借りにくる
②過去にLIVEで作ったけど着ない服。衝動で買ったブランド品など、自宅の保管に困ったタレントが服自身に稼がせる為に「お貸しや」に置くようになった。
③事務所番が居てくれたら良いな。。。と思っていた。出先から衣装の写真を送って欲しい時や、絶対に受け取りたい郵送物は、お貸しやスタッフがやってくれる。更に私物戻しや、靴磨きすらやってくれる。有難い。
④ファッションに精通したイベントの協賛が出来る。学生の発表会、文化祭のランウェイの貸し出しを無料でやっていて、彼等の思い出の1ページに協力出来る。
⑤独立したアシスタント。10年会えなかった他スタイリストのアシスタントが、スタイリストになって現れる。更に知らなかったスタイリストの知り合いも増えた。同じ仕事に邁進した者同士、協力し合える環境は良い者だ。

事業はお金儲けが目的だ。お金を儲けなければ、店は存続できず 守れる者も守れなくなる。お金儲けからは絶対に逃げてはいけない。社長が金儲けから目を逸らすと、大事な人達はあっという間に目の前から姿を消す。そこはシビアに考えないといけない。
ただ、スタイリスト業という大幅に利益を産む本業さえ維持出来れば、副業の金儲けは補填できる。更に副業はお金ではない価値を生む。お貸しやの成績は置いておいて、店をやる事で出会える人、繋がり、可能性を無限に広げていける事は確かだ。
副業において「利益」は全てではない事を知る良い機会となった。
チュロス専門店を運営した時もそうだ。俳優がウチのチュロスを買ってくれて、撮影現場で紹介してくれた。店付近の住民ともコミュニティを作れた。
先ずは本業で利益。これは絶対。しかし、副業は繋がりを広げる為に始動しても 面白い。
面白い事を次々と行う為に、本業は死ぬ気で利益を出そう。思い切って恵比寿に行って良かった。
恵比寿移動のきっかけを作った、アシスタントだった春と由実には今でも感謝している。

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