命懸けのマネージャー

プロフィール

ドラマの取材会があった。【フジ月9】や【TBS日曜劇場】のように作品的には局のメインを張るものではない。よって、取材も少な目か、、、と思っていたら、朝〜夜までビッシリ媒体で埋め尽くされていた。

タレントが入ってくるや否や、津野は「今日の取材の入り方エグいね。宣伝部頑張ったなぁ」とマネージャーに伝えた。そしたら、「申し訳ないけど、入り方が甘かったから、私が呼び込んだの。。。」と言った。。。🥹

この姿勢の凄さが理解できるだろうか、、、局の宣伝部が取材を呼べないのなら、自分のタレントの為に自ら「一肌脱いだ」と言う事だ。そんな人なかなかいない。

他人に期待しない人の【強さ】を感じた。彼女の様なマネージャーに当たったタレントはラッキーだ。局員もマネージャーも、基本的には同じ給料。頑張ろうが頑張るまいが、頂ける金は変わらない。

大抵の人間が,会社におんぶに抱っこでぶら下がって仕事をする中、【使命を感じて、命懸けで闘う2割の社員】もいる。

しかも、タレント本人には、取材を自分がゴリゴリ増やした事を伝えていなかった。とてもカッコいい。前澤友作社長の「迷ったら、格好いいか、格好良くないかで判断しろ!」と言った言葉を思い出した。

自分の仕事に対して信念を持って働く人が、世の中にどれだけいるだろう。。。20歳を超えたら どんな人も働きながら45年間を過ごす。人生の大半である。この時間、信念をもって生きなかったら、、、頑張らなかったら、、、何が残るだろうか。。。

人の人生は思い出が全て、どれだけ多くの喜び悲しみを胸に、思い出を増やしたかで、その人の価値が決まる。

マネージャーはその労働期間において、数多くのタレントの人生を背負う。人によっては100人担当する人も出てくるだろう。長いマネージャー人生の中でたった1人の担当。そのたった1人の人生でも、命を燃やして売ろうとする心意気に、タレント本人は気付いているだろうか。

撮影に向かう直前。マネージャーから「私物のアクセサリーを外してほしい。」と言ったお願いに、タレントが躊躇しながら外していた姿をみて、違和感を感じた。

好きな小物をつけたまま撮影に臨みたい気持ちは分かる。しかし、もっともっと高い視座でマネージャーはお願いをしている。

「正統派で売りたいのに、チャラついて見える」とかそう言う懸念もある。マネージャーは、タレントの5年後10年後の未来を考えて発言をしている。その事を理解できないタレントもそれなりに多い。

「別にそのくらい良いじゃねーか💢」そういう気持ちも凄く分かる。ただ、衣装1つを決めるのに5着も試着して、他キャストの色味と空気感をみて、ギリギリまで悩んで今回の衣装にした。

控え室の外で、最後の最後まで「津野さん最後の2択どっちかな?Aはチャラついて見えないかな?」と心配されていた。A衣装は装飾が多かったからだ。

ただ津野的には今回の作品の役と、タレントの体型のバランスを考えた時に「Aだと思うけど、最終的には貴方が判断して」と伝えた。

津野は別撮影が2件あり、取材を途中で抜けたが撮影の中にはモノクロ撮影もあり、装飾が綺麗に見えてよかった。「A衣装にして良かった」と笑顔で帰られたようだ。

取材が始まってもなお、「この衣装で良かったのか」を悩む素敵なマネージャーも、マスコミ業界にはいることを知ってほしい。

ココで知っておくべきは、「服にまでこだわってディレクションしてくるマネージャー」は、ほぼ全員が実績があり、過去に有名俳優を世に輩出してきた猛者だ。

「仕事にコミットして、深く深くまで考えているから売れっ子を世に出せる」と言う事だ。信念があるマネージャー、覚悟が決まっているマネージャーは素晴らしい👍

彼女の担当タレントが,売れて少しでも調子に乗ってきたら、津野は今回の話を持ち出して諭(さと)そうと思っている。

スタイリスト業は、ただ服を持っていってオシャレに見せる仕事ではない。タレントの方向性、ポジション、配役を考えて、今出せる1番適したテイストで世に出す。第2のマネージャーみたいなものだ。

信念を持って仕事をすれば、表面では分からない楽しさの恩恵を受けれる。どうせやるなら、コミットして取り組もう。

今回は、愛情のある1人のマネージャーの話をした。彼女はサバサバしているので、愛情を見抜くのは難しい。タレントを囲む“周りの媒体”からすると 口うるさい面倒なマネージャーかもしれない。

しかし、自分の信念を持って仕事をしている。津野は彼女の様な人に巡り会えた事、サポートが出来る事がとても嬉しい☺️

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