たまに女性の水着、下着のグラビア撮影を頼まれる。津野のところには、13年連続で女性のアシスタントがいる。よって、胸を盛ることもできるし、仕事を受ける事もできる。ただ、BOSSが男だと どうしても避けられる。当然っちゃー当然。究極に仲の良い編集さんだけが、「水着だけど宜しく」と言ってくる。
津野が女性だったら水着ジャンルは絶対にやるので、有難い話だ。何故やりたいかに関しては、南国やロケーションの綺麗な所へ行ける機会が多いからだ。
今回のスタジオも最高に素敵なロケーションだった。たった3時間しか立ち会えなかったが、日頃の疲れが吹っ飛んだ。⛰️🌳🌲人は無意識に自然を求めているのだろう。
ちなみに、水着の直しは全て出来ないので、津野が出来る事は【アシスタントに指示するか、日傘を持つか、気を使う、場を盛り上げる】くらいしか出来ない。それでも足しになるなら、発注頂きたいものだ。

今回のメイクAさんは14年ぶりだった。互いに若かりし時代、上を目指そうと突っ張っていた同志だ。津野も2年目でガツガツ働いていた時に知り合った。
互いに若いファッション誌のレギュラーを持ち 頑張っていたが、今や45歳。津野はファッション誌からタレントスタイリングに移行しているが、彼女はまだファインアートもやっている。
今回の水着はヘルシーでスタイリッシュな撮影、股間を下から煽るようなものはない。媒体はGRAWで、まだローンチ(解禁)されていない媒体の先撮りだ。
メイクAは若かりし時代、「水着の撮影なんて、性欲を掻き立てるもので はしたないと敬遠していた」という。しかし、大人になって角が取れてきたお陰で、【美しいモノは美しい】と思う様になった。今回の撮影も「とても綺麗だ」と語っていた。ファッショナブルで尖った撮影を好むタイプに有りがちな先入観だろう。
自分のインスタアカウントを【ファッショナブルな作品のみ】で固めている人は同類である。それが悪い訳ではなく、方向性だから良いと思う。
ただ、津野みたいに控え室や、テレビのセットをバックに携帯カメラで撮影した【カタログ的な写真】をインスタを出しているスタイリストを、バカにする同業者もいる事は間違いない。
その人達からしたら、「ダサい露出」と思われるかもしれない。しかし、コマーシャルイズムの仕事をこなす人々にとっては、カタログ的に露出してプロフィール化しないと、プロフィールは一生外に出ない事になる。それでは、仕事に支障をきたす。
ファインアートの撮影を載せたくても、たまにしか入らないから、結局コマーシャルイズムの写真ばかりの露出となってしまう事は否めない。

受注を沢山受けて多くの人から感謝されるスタイリストを選ぶか、媒体を制限してファインアートだけをインスタに残すかは、各々の考え方による。
ただ、ファインアートもコマーシャルイズムも両方やるスタイリストが、ファインアートばかりをプロフィールに,載せていると“やっかむタレント”もいる。「俺の写真は、私の写真は掲載してくれないんだ、、、」と悲しんでいる姿をみる。人の嫉妬は怖いものだ。
津野はむしろ、水着のグラビア仕事が出来る女性スタイリストはとても羨ましい。先ずは場所。元々南国が好きな事もあるが、アジア各国、沖縄を飛び回って暖かいリゾート地に足を運べる。
そして、人。仲良しの仲間と撮影を楽しむ事が出来るのは最高である。水着グラビアのカメラマンやメイクとは人としての感覚が似ている。底抜けに明るく天真爛漫な人が多い。
人の願望というのは、なかなか変わらないもので、津野はデビュー当初から世界を飛び回る開放的で天真爛漫なスタイリストになりたかった。
今回のような撮影はとても性に合っていて居心地が良かった。出来ればあと3時間撮影を堪能できたら幸せだったが、、、。
GRAWは新しく発行される、ヘルシーでスタイリッシュな媒体だ。昔から仲の良いマネージャーが創刊した。今後お目にかかる機会があれば、是非偏見なく美しさに目を向けて楽しんで貰いたい。

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